金曜日にマイナス2000円越えだったのでそれと同等の下落があるだろうとは思っていたけども、その2倍の下落とは思わなかった。前場開始から全然値がつかなくて寄らない。始値がついた銘柄は軒並み10%近いマイナススタート。銀行セクターひどかったなあ。
なんなんだろう。1週間ぐらい前でしたっけ。日銀が0.25%に利上げするという発表があったときに銀行セクターがバク揚げしてましたが、その上昇なんだったの?って思う。三井住友銀行がストップ安。三菱UFJが一時20%マイナス。
利上げ発表が売りスタートの号砲だったのだけど、それまでの下落ですでに織り込んでいると勘違いしてしまった。
銀行、保険、証券セクターがとくにボコボコやん。日経先物にサーキットブレーカー発動。後場も下げ止まらずTOPIXは前日比率マイナス12.23%の2,227.15、グロース250はマイナス15.84%の485.02でフィニッシュ。
日経平均VI指数も見て参考にしてるんだけど、これが70.09という見たことのない数値を叩き出していました。この数値が20をこえて30に近くなるようなときが売られすぎで買い場になるというイメージなんですが、70ってなんだろこれっていう異次元の数値でどうとらえらたいいのかわからない。
ものすごい大暴落でひどかったんだけど、恐ろしいのが、これで終わりそうにないところです。アメリカのダウ、NASDAQ、S&P500が本格的に下げ始める動きをしてるので、当然日経も後追いして下げると予想されます。
日経大暴落ですが、日経225の週足や月足のチャートを見ると、水準としては上昇トレンドの中の大きな調整程度の水準にまだいる。高値から1万円短期間に下落したが、株価の水準としては今までの上昇をチャラにしてスタート位置に戻っただけなのです。
下落の初動でしかなく、下落が本格化するとするならば、ここからさらに下落するように見えます。大バーゲンだ、安いぞ安いぞと思ってチャートをみたら、どの銘柄も全然安くないぞってなってびっくり。下げ余地がまだたっぷりある状態。
まだ下げると思ったので、一度仕切り直そうということで全決済してみました。配当と株主優待を狙う銘柄を買っている楽天証券の保有株を全部前場に売ってしまいました。よもや保有株全決済ボタンを使う日が来るとは思わなかったです。
MarketSpeedIIの保有株一覧のページの右上にある「現物全売却」ボタンをポチッとクリック。取引暗証をいれてOKすると成売りで保有株が順番に売られていきます。へー、全売却ボタンってこんな感じで作動するんだあって。
てっきり押した瞬間に全銘柄の売り注文が瞬時に同時に行われるのかと思ってました。そうじゃないみたいです。順番にひとつひとつの銘柄の注文が出て約定して注文が出て約定してみたいな感じだったので全部売り切るまでけっこう時間がかかりました。
単元未満株のかぶミニで保有しているものは別で手動で売り注文ださなきゃいけなかった。リアルタイム注文に対応している銘柄は売れましたが、対応してない銘柄は場中は注文受付時間ではないので売れなかったです。明日の寄りで売るように夜に注文を出すことになります。
これでふり出しに戻りました。かろうじて実現損益はプラス。端株を買ってるSMBC日興証券とマネックス証券で保有している単元未満株は売らずにまだもっていますが、楽天証券の単元株は全部売り払ってしまった。
がんばって、歯を食いしばって、数年間これまで売らずに保有し続けていた株主優待株や配当株を手放すことになってがっくりです。
全決済したことでよかったことは、莫大な含み損を抱えていた銘柄を処分できたこと。含み益のある銘柄の含み益と含み損を相殺できたのでとんとんで手放すことができました。
プラマイゼロで再スタートできるのが嬉しいやら悲しいやら。全部売るという決断をしたことによって、含み益のある銘柄も手放すことになったし、配当や株主優待もなくなりました。このまま買い戻さないと株主優待の長期認定もなくなるだろう。
この先、株取引をどうするのかをちょっと考えるいい機会になりました。また、株主優待や配当金を得るために持ち株を増やしていくのか。それとも別のやり方をするのか。
株主優待銘柄を長期保有するのは、リスクのわりにリターンが小さいと思う。優待目当てで保有した銘柄が値上がりした場合、優待がほしいために利確できず、含み益のまま保有を続けて、結局は利確せず含み益を握りつぶしてしまうことがよくあります。
優待、配当、何年分を取り逃がしてしまったのかとあとあと計算すると落ち込んでしまう。相場が上昇相場なら、優待目当てで保有したことで利確せずにすんで上昇幅全部をとれるということもあるでしょうが、そういうのはまれなんすよねえ。
現実として、優待品や配当でこういう大暴落がおきたときの下げ幅を補填はできない。配当が年に5%で高配当株と言われるのに、一日でそれぐらいの%は動くのが当たり前だし、20%以上動くこともあるのが当たり前。
優待や配当をみて、銘柄選びすることにメリットがあるのかなと。個別株を買うことにメリットがあるのかなと。優待や配当を見て個別株を買っていくと、それぞれの銘柄の決算の良し悪しを気にしたり、株価の動向を気にしたりすることになる。
たくさんの銘柄を買うと監視が大変だというのなら、銘柄を厳選して数銘柄に集中投資すればいいじゃないかと思うけど、その数銘柄が悪材料が出て沈んだら大ダメージをくらうことになる。
そうなると、もう指数連動のETFだけにするのが良いのかなと思ったりするのです。銘柄を選ぶ眼力もない。配当や優待もらえるから、下落しても買い増しして上がるまで待つよと思えるほど資金に余裕もない。
短期の集中投資できない、自分で個別銘柄に分散投資できないとなると指数連動ETFをスイングトレード感覚でトレードするぐらいしか思いつかない。買って上がれば売って、下がればまた少し買ってみたいなことをやるしかないような気がします。
でもこれだと面白みゼロの上にリターンも個別があたったときほどいかない上に優待もない。短期トレードならこういう暴落をくらうことがないけど、利確や損切を素早く判断してできる自信がまったくないですね。うーん、もうわけがわからないですね。
日経がここから怒涛のリバウンドで短期間で42000円こえていくという展開もあるわけだけどそういうリバウンド相場が来たとしても思い切って買えるだろうか。いやー、無理だなあ。42000円から下落開始してるのに、売ることは一切頭になくて、押し目だと思ってどこで底打つかって思ってたのと同じ。
ここからもっと下げると思ってるから、リバで上昇しても戻り売りがはいるだろうと思って買えないだろう。
手遅れになってからでないと動けない。そもそも株式投資に向いてないのかな。FXもぜんぜん儲けられる気がしないし、何をすればいいのか、ちょっと考え直すタイミングだなあ。