そんなときはホウ酸と砂糖と水をまぜて作るアリ退治が便利です。ホウ酸と砂糖を1:1でまぜて、数滴の水をたらしてドロドロの状態にする。それを蟻の行列があるところに置いておきます。容器は牛乳パックの切れ端を使うと使い終わったらそのまま捨てることができるので便利です。
ホウ酸はドラッグストアやAmazonで売っています。砂糖はなんでもいいみたいですよ。上白糖であろうがきび砂糖であろうが黒糖であろうが、アリがよってくる甘いものならいい。今回使ったのはきび砂糖なので出来上がりがほんのり茶色になってます。
少し時間がたつと蟻が大量に群がってきます。容器全体が真っ黒になるぐらいよってくることもあるので、なんだか気持ち悪くなっちゃいますね。いったいどこから入ってくるのやら。不思議なんだけど、人間からみたら隙間がないように見えるところでもアリからしたら通り道なんだろう。
しばらくそのままにしておく。24時間、48時間、2日~3日ですかねえ。パタッとアリがいなくなります。アリがホウ酸入りの砂糖を食べて巣に持ち帰り、巣にいるアリも食べて死んじゃうらしいです。ホウ酸が蟻にとっては毒なので。
これでしばらくは蟻がいなくなると思います。しかし、これで蟻が一切出てこなくなるのかというかそういうわけにはいかないんですよねえ。またしばらくすると蟻が出てきます。小さい蟻がちらほら出てくる。
これはどういうことかと考えたんですけど、成虫の蟻はホウ酸を食べてあらかた死んでしまう。だけど巣の卵は死んでない。なので卵がかえったらまた新たな蟻が出てくる。ということではないのかな。
蟻の生態をよく知らないんだけど、巣に女王蟻がいて卵を産んでるんじゃなかったかな。どれぐらいの量の卵を生むのかわからないけど、かなり大量に卵があるんじゃないですかね。なのでホウ酸砂糖水で1度駆除できたと思っても2度、3度と設置し直す必要がでてくるかもしれません。
いたちごっこ。ホウ酸砂糖水も万能というわけではなく、一時しのぎの方法でしかないです。完全に蟻を駆除したいなら、巣の場所を見つけてまるごと全部破壊するしかないような。それは無理ですよねえ。
いったいどこからやってくるのか不可思議な場所で蟻の行列を見かけるし。床と柱の継ぎ目の壁紙の隙間から出てきたりしてて、いったいどこに巣があるのかまったく想像できない。
まあ、ホウ酸を手に入れれば簡単に作ることができるので、気長に蟻退治をしましょう。