売気配でどんどん下がって、5%とか6%とかのマイナスで寄り始めて、日経600円ぐらいマイナスでこれは今日も日経平均株価マイナス1,000円コースかあとうんざりしてると、どんどん下げる。止まらない。マイナス千円こえて止まらない。1100円、1200円、1300円、1500円とどんどんいって止まる気配ない。
まさかこれ2000円マイナスいっちゃうんじゃないか、ないと思うけどと思ってるといっちゃいました。ウエオーイっって思わず言葉にならない声がもれてしまった。想像をこえた動きを目撃すると人はよくわからない言葉を発してしまう。
さすがにリバウンドの動きあるだろうと、半戻しぐらいするかなと思ったけどなかったですね。じわーっと下がってほどんど戻らない。後場もジワーッと下がったままで、大引けに向かってもう一段の下げで2200円を超える下げでフィニッシュ。
ここ最近あまりなかったような一方的な下落、しかも2000円を超える下げ幅という大暴落でした。ほんのつい最近まで42000円だったとは信じられない。そこから下げてきて、どこで止まるか4万円でとまるか39000円で止まるか、38000円で止まるかなんて言ってる間に36,000円割れ。
利上げで日経全体が下げても銀行セクターは爆揚げしてたのに、今日は銀行セクターも強烈に下げていました。三菱UFJが前日比率マイナス12.14%。ひどい。証券セクターもひどくて、決算発表後の大和証券8601がマイナス18.85%。保険も4%~10%のマイナス。
電気機器もひどい。日立マイナス10.68%。東京エレクトロンマイナス11.99%。どこもかしこもひでえもんですね。
これ怖いのが、下落の初動の可能性があることですね。全然リバが入らずにダラ下げして終わった。今夜のアメリカ次第で月曜日も下落の展開が継続する可能性もある。4万円をまた超えるどころか、逆に3万円目指すなんていうことも……。
いやー、なんだろう。日銀利上げ発表、米国経済停滞、決算シーズン、円高、いろんなタイミングが重なっての日経225の下落でしょうか。わからない。
下げたら買おうと思っていた銘柄をチェックすると下げてはいるけど飛びつきたいという気持ちも失せる。今買ってもあと2段階ぐらいの下げを耐えるか難平するかできるのなら、今から買いたいけど、持ち株が下がりすぎて手持ちの資金を用意できない。
こういうとき資金に余裕がある人はかなり有利に立ち回れますね。やっぱりキャッシュだよ。現金を余力で潤沢に持っている人が勝つゲームなんだ。
こういう大きな動きのとき、信用でレバかけてる人が真っ先に耐えきれずに投げなきゃいけない。次は現物で資金全部使ってフルポジの人が耐えられなくなる。現金に余裕がある人は見てればいいんだから。買いたい株価になるまで待って何回かに分けて買っていくという優雅なことができる。
あと、デイトレの人も、こういう大暴落のときは強いですね。普段、長期保有の銘柄をもってなくてデイで完結するトレードしかしない人は、暴落しようがなにしようが含み損を抱えることがないですから。
こういう大暴落を、NISAでドルコスト平均法で積立投資を今年から始めた人が耐えきれるのかどうか。けっこうあった含み益がみるみる減って含み損になっていくのを笑って見てられるのかな。
日経平均株価が4万円をこえたところで上昇トレンドだ、上昇相場だ、強い相場と順張りしたら、あっという間にボコボコに下落。これがあるから、日本のトレーダーは逆張り派になっちゃうんだろね。
1日で日経225が5.81%下落、TOPIXが6.14%下落、東証グロースが7.25%下落なんてするんだから、上がってるときについていくなんて気にならないよ。
大暴落を避けたいなら、長期保有はしないのがいい。資金を市場にさらす時間をできるかぎり短くするのが安全だ。でもそうなると、売買のタイミングが難しくなります。どこで入ってどこで出るか、短時間で判断して正解しなければならない。
そんなの普通の人には無理。結局どうにもならないんですよねえ。暴落を食らって耐える。上がるまで待つ。結局これしかできないのです。
月曜日が怖いなあ。ブラックマンデーになって地獄の二丁目三丁目なんていう展開は勘弁してほしい。