うーん、どうなんだろなあ。アクションは今の目で見るとけっこうきついです。銃撃戦とかあるんだけど、手作り感が目立ってどうにも迫力不足。岩城滉一の演技も、うーん、どうなんだろうなあみたいな。
岩城さんってこういうバイク乗り回して銃ぶっぱなして暴れまわるワイルドな役が意外と似合わない。ワルの役があんまりはまらないように思います。それよりも情けない甘ったれた男みたいな軟弱な役をやるときのほうが似合っててうまいんだよなあ。
ぎばちゃんが熱血漢のプロボクサー役で、つれがヤクザにちょっかいだしてボコられたのを救いに行って殺されちゃうんですよ。ちょっかい出した3人組のひとりが小沢仁志。
その復讐をフィリピンに行ってた兄貴の岩城滉一がする。安田成美も柳葉敏郎のことが忘れられずに沖縄を離れることができなかった。
それで岩城滉一は事務所に乗り込んで室田日出男のたまをとるとこまでいくのだけど、室田日出男に小さな子供がいるんだけど、その写真をみて復讐をやめてしまう。とどめをささない。
これもどうなんだろうなあって。なんでやめるんだよって。それは最後に安田成美が復讐をやりとげるという展開のためなんだけど、あそこでやめるのはちょっとないなと思った。
おもしろかったのが、畑正憲が出てきたことですね。うわ、ムツゴロウさん出てきた!ってびっくりしました。足を撃たれた安田成美の治療をする闇医者の役で、わしは人間の医者じゃなくて獣医だぞってぼやきながら処置してたのが笑えた。
確かにそうだねみたいな。ムツゴロウ王国で動物を相手にいろいろやってたのが懐かしい。