妖精が出てきたり、全体主義の怪物にみんな取り込まれる惑星が出てきたり、そういうのは全然記憶になかったですね。けっこうインパクト強いキャラや展開なんだけど、子供のころの自分にとっては難しすぎたのかもしれない。
宇宙船などのメカニックのデザインがかなりいかしてました。かっこいい。それにくらべて人物は癖が強い絵柄だなあ。
お話はわかるようでわからないようでな感じ。ある惑星で人間の親子がいてなにかの異変がおきてると感じて脱出しようとするんだけど父親は事故って死んでしまう。息子に緊急救助のマイクを残して。
残された小さな少年はマイクに語り掛ける。その電波を受信した宇宙船がいた。それで宇宙船の人たちが少年を助けにその惑星までいくってわけ。マイクを通して会話する。惑星で少年にいろいろあるし、惑星に向かう宇宙船のほうでもいろいろある。
宇宙船は途中寄り道して老人に助けを頼みます。老人は子供のころにその惑星にいたとかで、惑星のことに詳しいから。
まあそれでいろいろあって惑星までいくんだけど、惑星の異変というのが、時の支配者といわれる種族が宇宙統一のために惑星を植民地化してた。彼らは時をあやつることができて、いうことをきかない惑星は惑星ごと過去に戻してしまう。
60年過去に戻された惑星。そこにいた少年というのは子供時代の老人だった。ひとりの人間の少年時代と老人時代の姿が同時に存在することになってた。マイクごしに老人の自分が少年の自分に話しかけてたっていうね。
なんかよくわからんようなわかるような。わかったところでなんなんだという感じもします。別にその仕掛けでドラマが盛り上がるような作り方はされていなかった。宇宙は不思議。不思議な生き物、不思議な出来事があるんだなみたいな。
動く絵本的な感じというか、動く画集のような雰囲気があるアニメーションですかね。壮大な雰囲気にひたる。そういう映画かな。