お味はというとシャキシャキポリポリしっとりな食感で甘みのあるまろやかな味です。甘い系の漬物ですね。これはごはんがすすみます。
まあでも醤油漬けというには、あまり醤油の風味は感じられない。伝統的な壺漬けはもっと色が醤油っぽくて甘みはおさえめなのかもしれないですね。
子供の頃に食べた壺漬けはもっと黒っぽい色で醤油の香りがしっかりしてたような記憶があります。食品はなんでもかんでも甘くやわらかくなっていってるような気がする。
漬物も甘くやわらかくの流れはずっとあるような。子供の頃に食べてた漬物は、歯ごたえあるかたさで、塩気が強い味だったような。
まあ、色がどす黒いより、こういう明るい鮮やかな色のほうが食欲をそそるし、甘みがあったほうがおいしさを簡単に感じるしということなんだろうけど、なんだか寂しいような気もします。
名前は同じなんだけど、中身はまったく別人。なんか変わっちゃったねみたいな、がっかり感。昔ながらの漬物屋さんとかで探せば、子供の頃の記憶の中にある壺漬けも見つかるかもしれない。
まあ、昔から壺漬けはこんなもんだよって、子供のころに食べたやつは、別の漬物だよっていう可能性もありますけどね。
原材料をみると、大根に漬物風の味付けをしているもので、昔ながらの漬物ではないというのがわかります。安価で売られている漬物はだいたいこれですね。