イ・ビョンホンが投資詐欺会社の会長役で悪役やってます。うまいですね。演説がうまく大衆を魅了する能力があるカリスマ。気前よく大金を使っての裏工作もやっててすごいやり手の詐欺師です。あり得ない高配当をうたい資金を集め、さらに銀行も買収して胡散臭い単なる投資会社から表の世界へも発展しようとしている。
このままでは被害者数も被害金額も増えていく。そんなイ・ビョンホンを捕まえようと捜査している刑事たち。カン・ドンウォンが刑事。どうやったらイ・ビョンホンを追い込めるのか。その緒としてイ・ビョンホンの部下であるキム・ウビンを情報提供者として仲間にする。
それで前半はキム・ウビンの情報をもとにカン・ドンウォンらの捜査がすすんでいくのを描きます。それで結局作戦は失敗に終わってイ・ビョンホンは海外逃亡してしまうのが前半の終わり。そっから海外逃亡したイ・ビョンホンを捕まえるために再始動して再起をかけてカン・ドンウォンたちが復活するのが後半の話。
まあ、よくできてます。映像もスピード感あるし、俳優の演技もうまいし、裏切り者の正体がばれるかばれないかのサスペンスもうまいし、おもしろいです。なんだけど、やっぱり少し長いです。20分とか30分ぐらい短くてもよかったんじゃないすかみたいな。
最後は逆転。イ・ビョンホンの金を没収することに成功する。そして被害者たちに返金できるという救いのある最後でした。しかし、投資詐欺は怖いですね。今もすごいあるじゃないですか。仮想通貨、暗号資産に投資して稼ぎませんかみたいなやつ。
FXの自動売買ツールの販売とかもありましたよね。自動で儲かりますみたいな詐欺。
そういうのに若い人が標的になってて、よく引っかかってるらしい。そんな嘘みたいな高利回りのうまい話あるわけないんだから、引っかかるほうも悪いみたいに言う人もいるじゃないすか。でもそれは違うと思うんすよ。
不安にとらわれてるとき、気持ちが弱ってるときにタイミング悪くそういう詐欺師に出会ってしまったら、普通だったらそんなわけないって思えることも、もしかしたらってなっちゃうもんですよ、人間。心が弱ってるときは危ない。
また詐欺するほうもそういう弱ってる人を狙ってくるからなあ。囲い込んでさらに弱らせて冷静な判断をさせないようにもっていくからなあ。ほんと怖いです。これから日本も政府が投資投資ってうるさく言ってくる流れになってくると、それに便乗した投資詐欺が蔓延しそうですね。
投資詐欺に引っかからないようにするには、まず自分でやってみることかな?1000円でも株買ってみたり、FXやってみたり、ビットコインを買ってみたりしたら、そんな短期間に2倍とか10倍とかうまくできる方法なんかないってわかる。