だからかあ。中盤終わりらへんにジョニー・デップが出てきたのは、過去作品へのリスペクトっていうことなんですね。今回の主役はジョナ・ヒルとチャニング・テイタム。高校時代をさえないオタクとして過ごしたジョナ・ヒルとスポーツバカでモテモテで過ごしたチャニング・テイタム。
正反対の二人がポリスアカデミーで再会して親友になった。そんで、見た目が若いし暇だろうからということで、高校生になって高校でおきたドラッグ事件の捜査を命じられます。
これは青春をもう一度やり直すというドラマと、刑事ドラマの潜入捜査ものを組み合わせたコメディですね。高校生時代を振り返ったら、後悔しかない。全然いけてない自分、自信がなくて思ったように行動できない自分、もう一度やり直せるならなあって、誰しも思うと思う。
まあ、たまには高校生時代が人生のピークだったという人もいますけどね。モテモテで何もかもがうまくいって、毎日学校行くのが楽しくて仕方なかったというタイプ。チャニング・テイタムがそういうタイプなのかな。
二人はガリ勉とスポーツバカというそのままの経歴で編入したんだけど、成り行きで設定が入れ替わってしまう。ジョナ・ヒルがスポーツバカでチャニング・テイタムがガリ勉役をやらなくちゃいけなくなる。ジョナ・ヒルはいけてるグループに近づき仲良くする。チャニング・テイタムはオタクたちと仲良しになって彼らの知恵を借りる。
高校生のときはまったく接点がなくて興味もないグループだったんだけど、実際に仲良くしてみるとどっちも楽しいなあみたいな。ほんとそうなんですよねえ。なぜか学生時代はグループになってグループ以外とは交流もたないみたいな感じで過ごすんだけど、ほんとは誰とでも仲良くやったほうが楽しいんですよねえ。
まあ、そんな感じで自分の学生時代を思い出したりしながら楽しく見れる映画でした。完全にふざけてるノリなので、シリアスな捜査を期待する人には向かない映画です。学生ノリを楽しむ映画。
けっこう人が死んでるんだけど、めちゃくちゃ軽いコメディのノリで処理されます。カーチェイスシーンもいっぱいあるし、爆破もあるしで飽きずに見れたですね。