オフビートっていうやつなんすかね。たんたんとしゅくしゅくとオフなビートでフラットに映画は進行していく。ビル・マーレイにアダム・ドライバーにクロエ・セヴィニーにティルダ・スウィントンにダニー・グローヴァー出演。豪華だなあ。
ビル・マーレイとアダム・ドライバーとクロエ・セヴィニーは田舎の保安官。ティルダ・スウィントンは葬儀屋。変な葬儀屋なんすよ。最近、葬儀屋を相続したとかでやってきた人で、家に変な道場みたいな部屋作って日本刀を振り回している。村でも変なやつ来たって噂になってる。
あ、あと森で生活してる隠遁者がいてイギー・ポップが演じてたのかな?ヒゲとか髪とかぼーぼーで顔がよく見えなかったから誰だかよくわからない。キャストの項目見たらスティーブ・ブシェミとセレーナ・ゴメスも出てたんだ。
3人で車でモーテル泊まってたあのホットパンツの人がセレーナ・ゴメスだったのか。セレーナ・ゴメスってまだ若いんすね。メンツ見たらめちゃくちゃ豪華キャスト集結してるじゃないすか。監督の人脈ですかねえ。みんなギャラなし出演とかしてんのかな?
映画自体はすごい低予算な感じです。自主映画のムード。地球の地軸がずれたとかで、死者が次々と生き返って人を襲い始めたっていうだけの話。
アダム・ドライバーたちはゾンビは首を落とせばいいと応戦。ティルダ・スウィントンは日本刀でばっさばっさと首ちょんぱ。
するとUFOがやってきてティルダ・スウィントンを吸い込み飛び去っていく。ティルダ・スウィントンは宇宙人だったってこと?よくわからない。
ゾンビに普通に対処するアダム・ドライバーに、なんでそんなに落ち着いてんだ、大変なことになるって言ってたけどなんでわかったんだってビル・マーレイが聞くと、実は台本を全部読んだからって答えるギャグもよくわからない。
ビル・マーレイはなんだって、俺は自分の出演するパートしかもらってないぞとかいう。これをどう見たらいいのかよくわからない。映画の出演者が観客に向かって語りかけるやつあるじゃないすか。第3の壁を超えてくる演出するやつ。
がっつりそういう作りをして、それが全体をとおしていい効果をうんでたらいいけど、これは別にそうじゃないし。突然、最後にポロッとそういうこと言い出すだけ。
ティルダ・スウィントンのUFOもそう。それをメインに描いてるわけじゃなくて、ただ最後にポロッとUFO出てくるだけ。
それで映画は終わり。
いやー、なかなか難しいですよ、これは。ジム・ジャームッシュ監督好き専用映画。通常の3倍映画愛が強くないと見れない。ピーキー過ぎて普通の人じゃ扱えない。