普通ではない儀式を通過することで庶民にはできないことを成し遂げる気力や精神力、行動力を獲得。だからお金持ちはずっとお金持ちであり続ける。
そういうお金持ちの儀式に紛れ込んでしまった主人公が生贄として生死をかけたかくれんぼをする映画です。お金持ちの家の男と結婚することになったサマラ・ウィーヴィング。一族の一員として迎えられるために、代々行われている儀式に参加することになります。
カードを引いて出たカードに書かれているゲームを家族みんなでやるっていう儀式。一族の祖先が遠い昔にある人物と契約して契約を守ることで一族は繁栄を続けていた。もし守られなければ一族は破滅してしまう。まあ、悪魔との契約ですね。
ゲームはいろいろとあって、普通のゲームもあるんだけど、ただ一つ「隠れんぼ」だけが特殊なゲームなのです。花嫁が隠れて、一族が武器を持って彼女を探して夜明けまでに捕まえる。捕まえた花嫁を生贄に捧げられなければ一族は全員死ぬ。
何も知らず、お金持ち一族の偏屈な人たちとうまくやっていけるかしらぐらいに思って嫁いできたサマラ・ウィーヴィングは突然命がけの隠れんぼが始まってなんとか生き残ろうと戦うっていう話です。
シンプルなホラーアクションって感じですね。まあ、結婚して他人の家族の一員になることの大変さをホラーアクションとして見せてくれているって感じかな。理不尽な決まりごとでも、それが一家の伝統だと言われたら拒否できないみたいな。
でもそれで自分を殺さないといけないとしたら、そんなのは願い下げだみたいな。そんなしきたり馬鹿げてると家を出ていた新郎ですら、味方ではなくて最後は一族のしきたりを優先していた。
それだけ家という集団の一員になることは辛く難しいことなんだみたいな。