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『プレデター:ザ・プレイ(原題:Prey)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


シンデレラ。人間とプレデターの狩るか狩られるかのスリルある攻防アクションを期待するとがっかりする内容です。プレデター全然出てこない。プレデターとの戦いになるのは、ほんと最後の少しだけです。

じゃあ、それまでなにをやってんのかというとシンデレラ物語。主人公は部族の中で認められてない。女であることと、まだ未熟であることから、一人前の戦士としては認められてない。本人はやる気まんまんで、わたしはやれる、他の男たちより能力あるしと思ってる。

そういう描写を前半はダラダラやるんです。もう見てられない。こっちはプレデターだと思って観てるから、いつ攻防戦が始まるのかな?って待ってるのに、いつまでたっても始まらない。

わたしは認められてないけど、実はすごいんだぞって思ってる主人公の姿を延々と見せられるだけです。いやー、見るのもうやめようかなって何度も思ったなあ。アクションシーンも安い映像でつまらないし、主人公が未熟で認められてない存在だという設定を見せるだけの時間が続く30分苦行タイム。

これがさ、プレデターとコマンチ族とのバトル映画なら、主人公がどういうやつかというのは、親や兄、部族のやつらとの会話ややりとりを5分ぐらいやって済ませて、すぐにプレデターとの対決へ進むんだろうけど、これシンデレラだからこうなっちゃうんだろうね。

主人公の説明なんかは、ライオンの狩りのときもお前は失敗したからまだ未熟だみたいなセリフのやりとりや、部族のやつらとのやりとりを2~3分やれば十分なのに30分もダラダラやるんだよ。

なんなんだろうな、設定やキャラクター説明にやたらと時間使って、なかなか本題に入らない構造。こういう映画ってけっこう多いんすよ。なかなか本題に入らない。どうでもいいといったら言い過ぎかもしれないけど、主人公の家族の話とか、置かれてる立場とかの描写がやたらと長くて、本題の物語の核となる展開になかなか進まない。

映画が終わりそうな時間帯になってやっと本題に入るみたいなのがけっこうある。なんなんだろうな。脚本術とかストーリーテリングのセオリーとして、主人公に人間味を与えるために主人公周辺の描写を最初にたっぷりしようみたいなのがあるのかな?

それかマーケティングの統計で、主人公の設定や状況の説明が足りないと観客が思うと売れないから時間かけて説明描写をやるのがセオリーとかいうのがあるんだろうか。

別にそんなの長々やるの見たくないんだけど、そういうふうに作るっていうことは、設定描写をダラダラ長くやったほうがおもしろいと感じる人が多いっていうことなのかな。自分は設定とか説明とか最低限で良くて、話の展開がスピーディーなほうがおもしろいと感じるほうなんだけど。

まあよくわからないけど、プレデターとの戦いが見たいのに、シンデレラを見せられて、きょとんとしたみたいな感じでした。

しかし、どうなんだろね。部族のできるやつらがまったく歯が立たなかったプレデターを、未熟な主人公があっさりと倒してしまうっていうのは。シンデレラだからそうなるのは当然のエンディングなんだけど、どうも気持ちがあがらない。

なんかもっと気持ちが高揚するのを期待してたんすよねえ。シンデレラをやるにしても、主人公がもっと蔑まれて底辺を這いずり回るみたいなところから始まって、最後に逆転で誰もなしとげなかった偉業をなしたというのなら、ひゃっほーいってなるんだけどなあ。

主人公は恵まれてるところからスタートしてるし、プレデターもなぜか主人公には手加減してくれるしで、ぬるすぎて気持ちがなえるだけだった。最後ドヤ顔でプレデターの首を持ち帰ってたけど、仲間みんな死んでるんだけどみたいな。

なんかがっかりプレデターでした。犬が賢くてかわいいところと、CGなのかな、クマがロボットみたいな変な動きでおかしかったところと、主人公が毎日エステ通ってますみたいに小綺麗なところが印象に残った映画だね。


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