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『帝一の國』【映画のあらすじとネタバレ感想】


選挙戦。菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら若手俳優勢揃い。ふんどしいっちょで和太鼓叩いたりコミカルでパワフルなコメディでした。古屋兎丸のマンガの実写化かあ。

全体的にちょっとコスプレっぽさがあったけど、主演の菅田将暉はマンガと実写のギリギリのバランスのところでハイテンションな演技しててうまかったですね。菅田将暉が名門高校の生徒会長の座をめぐる選挙戦を戦う姿を描く。

生徒会長になった人物は将来総理大臣とか日本の重要な地位につくのが約束されるほどの伝統のある生徒会長なのです。だから代々の因縁とかある。菅田将暉の父親はかつてライバルに敗れて生徒会長になれなかった。その悲願を息子の菅田将暉に託してる。

まあ、お金持ち、上級国民たちのあいだでの競争です。ドタバタコメディのようで、選挙の構造はリアル。政治家の選挙とかもこんな感じなのかなって思ったなあ。時流を読むというかさ。そのときの流れを読み間違うと足元すくわれちゃうというか。

菅田将暉は自分が上級生になって立候補するときのことを考えて、次期会長にもっとも近い人物の犬になることを決める。コネをつくるってわけですね。現政権の忠実な犬になって貢献することでポイントを稼ぎ、見返りとして自分の選挙戦も有利になるだろうという計算。

それはうまくいくかのように思えたが、すりよった人物が失脚。自身も父親が収賄容疑で逮捕とかなる。生徒会長の座は絶望的に思えたが、そっから逆転していきます。なかなかいいなと思ったのが、菅田将暉がきれいごとで乗り切るわけじゃないとこですね。

ちゃんと計算がある。策があるとこ。すりよった先輩の氷室ローランドがお金ばらまきで失敗したから、こっちは清廉潔白でやって純粋さで、選挙を勝つというんじゃない。最後の自分の選挙で自ら勝ちを譲ったのも、そう行動することがベストだったという結果っていうのがいいですね。

負けたと、勝ちを譲ったでは印象がまるで違う。もっとも大事なのは人望。会長選には負けたが人望を得たし副会長の座は確保した。地盤固めはできたってわけだから実質勝ちであるってな。大人だなあ。

見た目はコスプレコメディなんだけど選挙ドラマはシビアに描く。そこがよかったとこかな。戦に勝つには優秀な参謀と時流を読む洞察力と恥知らずと言われても転進できる身軽さ、そして長期的な視野に基づいた準備が必要なんだなあ。

DMM動画で「帝一の國」を視聴する



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