主演はノオミ・ラパス。尋問を得意とするCIA。過去にテロを防げなかったことがトラウマで現在は別部署でお休み中です。そんなノオミ・ラパスに、テロのキーとなるコードを容疑者から聞き出す尋問をやってほしいと司令がくる。
見事な手腕でコードを聞き出すことができたのだが、CIAからの依頼かと思っていたらどうも違って彼女も殺されかける。まあそれで逃げながらあれこれ場所を移動してアクションやサスペンスなことがおきるっていう感じです。
CIAから尋問の依頼があって、尋問のプロなのでテキパキとうまくやってさすがって思ってると、電話がかかってくるんすよ。CIAから電話。尋問の仕事があるからやってくれないかって。え?もう尋問してるんだけどみたいな。
ということは、こいつらCIAじゃないのか……って焦るノオミ・ラパス。正体不明のやつらに利用されてた。いきなり窮地です。こういう意表を突く展開いいですね。
舞台を変えながらアクションがあってサスペンスな展開があって事の真相に近づいていく。テンポがよくて退屈しないからこういう感じの映画はけっこう好きですね。アクションサスペンスっていうやつですか。
黒幕はあいつ、っていうのはこういう系をよく見てる人はすぐに気がつきます。それだけアクションサスペンスの型通りに忠実に作られてるってわけです。まあ手垢まみれの古臭い映画といえばそうなんだけどね。
黒幕がなぜこんなことを企んだのかっていうのも、テロが起きたほうが取締を強化できるからみたいな歪んだ正義感がもとっていうのも、こういうCIAものでよくある話です。
まあ、これはスピード感命ですね。ゆっくりこれはどういうことなんだろって考えたらおかしいところが多いし。オーランド・ブルームの登場の仕方は無理がありすぎる。ノオミ・ラパスがマイケル・ダグラスに教えられた隠れ家に行ったら、そこにおれは空き巣っていうオーランド・ブルームが現れる。
変すぎる登場の仕方だなあ。普通におかしいって思うだろ。まあ、ノオミ・ラパスもオーランド・ブルームが元兵士というのに派兵先のことをいい加減に覚えてないことから不審に思い正体に気がつくんすけどね。いやその前に気づくだろみたいな。いやー、オーランド・ブルームは雑だったなあ。
雑な設定で雑に登場して雑な退場するオーランド・ブルーム。うーん、でもけっこうおもしろかったけどね。ドラゴン・タトゥーの女がスパイだったら映画として見れば楽しめます。
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