田舎の家でうだうだやってると、韓国で巨大怪獣が出現して大騒ぎになっていた。顔見知りのジェイソン・サダイキスがバーを経営していてそこでウェイトレスして働くことになる。ベッドくれたりテレビくれたりとジェイソン・サダイキスがいろいろ世話を焼いてくれる。
韓国に出現した怪獣は突然現れて突然消えてしまう。ニュース映像を見るアン・ハサウェイは奇妙なことに気がつく。怪獣の動作が自分がやっていた動作と同じということに。調べると早朝の公園の砂場に入ると韓国に怪獣が出現する。怪獣は自分だったのだ。
なんだかよくわからない。前半は、ぐうたらアン・ハサウェイが田舎に帰ってぐうたらするほのぼの人生ドラマみたいな感じです。そこに怪獣騒ぎの謎が入ってくる。どうなるのかなって見てたら、後半は猟奇な恐怖スリラーみたいになってきます。
仕事世話してくれたり、生活用品くれたりしてたジェイソン・サダイキスが、急に嫌なやつになってどんどん怖くなっていきます。え?どういうこと、この豹変ぶりは一体なんなんだろうって驚くぐらいにやばい奴に急になる。
アン・ハサウェイが早朝の公園に行くと韓国に怪獣となって出現。それだけじゃなくて、ジェイソン・サダイキスも公園に行くと韓国に巨大ロボットとなって出現することがわかってから、なんだかおかしなことになっていきます。
怪獣がヘリコプターを破壊したり、ビルを破壊したりで多くの人を殺してしまったことを反省して二度と早朝の公園には行かず怪獣を封印したアン・ハサウェイだが、ジェイソン・サダイキスが酔っ払って巨大ロボを動かして悪さしだす。
どうしてそんなことするのか、やめなさいといってもききません。やっと俺がみんなの注目を浴びる機会がきたんだ邪魔するなといってジェイソン・サダイキスは巨大ロボで人を踏み潰したりします。アン・ハサウェイと殴り合いとかになったりします。
NYから元彼氏がやってきて一緒に帰ろうとアン・ハサウェイを迎えに来る。帰ろうとするんだけど、ジェイソン・サダイキスが帰ったらロボで暴れまわるぞと脅す。それで家の中で二人が家具で殴り合ったりなんだりして殺し合いみたいになる。
もうね。何がなんだかよくわからないんです。前半はファンタジー風味のぐだぐだ人生ドラマ。後半は恐怖のスリラーアクション。最後はこの手があったか!っていう知恵を駆使したアン・ハサウェイの一発逆転の一手がきまる痛快劇。
で結局なんなの?っていうね。ほんと奇妙な映画でした。いやー、けっこうおもしろく見てたけど、終わってみれば、結局なんだったんだろうっていう感想になります。アン・ハサウェイが韓国に怪獣を出現させてしまう原因というか、そうなった事件が子供時代にあるんだけど、それもなんでそうなるのかはよくわかりません。
ジェイソン・サダイキスはもともとすごい嫌なやつだったみたいなのに、アン・ハサウェイはまったくそのことを覚えてないっていうのも、なんか変すぎる。都会暮らしで田舎のこと全部忘れちゃったのかな?
まあ、アン・ハサウェイのダメダメ人間ぶりを楽しめばいいかな。
DMM動画で「シンクロナイズドモンスター」を見る