西島秀俊が主演だけど、雰囲気はほとんど韓国映画かな。
ぼんやり見てたからのなのか、
話がよくわからない感じでした。
ウィルスで記憶を移植できるとかいう話なのはわかるんだけど、
何がどうなっているのかがいまいちよく整理されてなくて
わかりにくかったです。
場面転換が唐突なのもわかりにくさに拍車をかけていた。
なんか突然場面が変わったり、
登場人物が話はじめたり、
なんかしだしたりするんすよ。
偶然なのか、待ち合わせしていたのか、
登場人物が街角でであったりする。
記憶がおかしくなってなにかの陰謀に巻き込まれてるらしい西島秀俊に
偶然知り合った韓国の女性記者キム・ヒョジンが協力するという
一種のバディムービーなんすけど、
二人が別行動してまた一緒になってまた別行動でみたいに
場面がぶつ切り状態で自然なつながりがない。
時間がワープしてるような不自然な場面転換が多かったです。
なんかギクシャクしてる。
突然感がすごすぎる。
突然、薬品を調合しだす西島秀俊。
これは西島秀俊の記憶が戻りかけて、
記憶がまだらになってるというのを
観客にも体感させるための演出なんでしょうか。
いや、ただたんに編集が下手なだけのような気がします。
編集がもっとうまくできてたら、
もうちょっと面白くなってそうです。
それか日本側と韓国側のスケジュール調整がうまくできなくて
別々の撮影ばっかりになったからとかかと
想像してしまいます。
西島秀俊はミニジャッキー・チェンみたいに、
スタントなしで危ないシーンも自分でアクションやってたし、
やたらとあちこち走り回って頑張ってました。
真木よう子は最後に突然出てきて、
事の顛末を説明してくれる役で
これまたなんか不自然だなあって感じで
どうにかうまいこと前半からちょくちょく出てくる感じにできなかったのかと。
いやー、最後のカーチェイスのシーンの編集を見ると
西島秀俊の記憶の混乱を体感させようとした編集で
わざと唐突で不自然な場面転換や登場人物の行動を
描いていたのかもしれないと思ったですね。
最後のカーチェイスのシーンは、
カーチェイスが始まる前のシーンと、
カーチェイスが始まった後のシーンを
交互に見せるという時間軸をいじったややこしい見せ方をしてるんすよ。
韓国の大ボスと一緒に車に乗ってる西島秀俊と、
黄色い車を運転して逃げてる西島秀俊を
交互に見せるというややこしい見せ方をわざとやってる。
うーん、それがうまい効果を生んでるとは言い難いですけどね。
あと、俳優の顔演技でサスペンスの演出をしてるのがよくないですね。
西島秀俊の焦り演技とか、友人役の浜田学のどもる感じの演技とかで
サスペンスやハラハラ感を演出してるんだけど、
俳優の演技じゃなくて、サスペンスな状況でスリルを演出してほしかった。
状況でサスペンス状態を作り出せていたら
俳優が臭い演技をする必要もないわけで。
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