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韓国ミステリー『悪のクロニクル(原題:악의 연대기/The Chronicles of Evil)』【映画のネタバレ感想】



韓国ミステリー映画。
主人公が不可解な出来事に巻き込まれていき、
そのわけは過去の因縁にあったという話。

前半は主人公の追い詰められていくのを見せていって、
後半はその謎の解答編って感じの構成です。

刑事ものなので、アクションシーンも多少あります。
うーん、でもアクションシーンはあんまりよくなかったです。

冒頭の主人公がタクシー運転手に襲われるシーンの格闘が
なんかアクション映画にありがちな
振り付けに見える格闘でちょっとよくなかったです。

この映画はサスペンス、ミステリーなので
アクション映画のようなアクションは合わないと思ったな。

酒しこたま飲んで酔っ払ってたはずなのに、
ミッション・インポッシブルのトム・クルーズみたいな動きを
するのでなんかちょっと違うなあって思いましたですね。

主人公は刑事。
昇進が確実で部下からも慕われてる。
昇進お祝いパーティーの帰りのタクシーで
運転手に突然襲われて、抵抗して逆に殺してしまう。

今は昇進がかかった大事なとき、
正当防衛とはいえ、殺人なんかしたら
すべて台無しになる。

主人公は指紋や痕跡を拭き取り現場を去るわけ。
そしたら翌日、警察署の目の前のビル建設現場のクレーンに
その死体が吊るされて発見される。

いったいどういうことだみたいな。
運転手が襲ってきたのはなぜなのか、誰が死体を動かしたのか、
そういう謎を自分が事件の担当者になって調べていくってわけ。

捜査がすすむにつれ、自分が容疑者として浮かび上がるのは時間の問題。
そういう焦りの中で調べていくって感じのハラハラを楽しむのが前半。

徐々に点と点がつながっていき、どうやら過去のあれが関係してると
わかってきて、犯人登場からのもう一捻り展開があるのが後半。
前半サスペンス、後半ミステリって感じですかね。

うーん、よくできてるなっとは思ったけど、
あんまりおもしろくはなかったですね。
前半の謎が謎をよぶ感じはいいんだけど、
後半、どうやらこういうことらしいねっていうのが、
見ててぼんやりわかってくるんだけど、
そこからのスピード感に欠けてます。

謎がとけて答えがわかってくると早く次の展開に行ってほしいのに
なんかだらだらと変な間と溜めがある感じで停滞する。

真相に気づいた部下が犯人にひとりで会って止めようとするけども…っていう
お決まりの展開とかも、もういいから早く主人公と真犯人の直接対決に
行ってくれないかなって感じでもどかしく見えちゃう。

謎をばらまくのは時間たっぷり使ってもいいけど、
その答えをだすのは、短時間で一気呵成にちゃっちゃとやってほしいもんです。
ミステリー小説でも解答編がダラダラと長ったらしいと
せっかくのどんでん返しや仕掛けが台無しになりますから。


・DMM動画で「悪のクロニクル」を見る



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