大魔神シリーズ第2作目。
前半は顔真っ赤にするぐらいで、
ずっと人間たちの争いの描写です。
最後に、待ってましたの大魔神怒り面で大暴れシーンがあります。
大魔神シリーズって全然リアルタイムでもないし、
後追いでちゃんと見たこともない。
顔の前に手をやって、
顔が埴輪顔から激おこ顔に変わるっていうのだけは
ギャグやパロディで使われることが多いので
それで知ってたけど、映画としてどういうのだったのかっていうのは
全然知らずにいました。
今回見てみたらけっこう面白かったですね。
大魔神がどうこうというより、
人間たちのいざこざのほうがメインというか、
ちゃんと時代劇としておもしろい感じになってました。
戦国時代、湖に面する豊かな領地をもつ国があって
そこは武神像を崇める信仰をもとに栄えていて
隣国から逃げ出してやってくる農民たちも多かった。
それを快く思わない山側の領地の国が攻めてくるってわけ。
信仰とか神とかしゃらくせえわって
武神像を火薬で爆破とかします。
ぼーんって頭が吹っ飛んで粉々。
まあ、そんでいろいろあって若殿本郷功次郎が追い詰められて
藤村志保が磔火炙りになりかけたところ
流した涙によって大魔神が復活して敵を蹴散らしてっていう話です。
乙女の流す涙によって神が降臨するっていうのが
大魔神のお決まりの手続きのようですね。
確か1作目もそうじゃかったかな。
特撮も良く出来てるんすよ。
まあ、でも苦労してるなあっていう雰囲気ありますけどね。
大魔神の巨大感というか、でっかさおっかなさを
どうにかうまく見せようという特撮の苦労が見える。
大魔神って大きさどのくらいなんだろう。
イメージではものすごいでっかいイメージありましたけど、
けっこう小さいんすよ。
人間のせいぜい3倍ぐらいの大きさしかなかった。
磔になってる藤村志保を十字架の杭をボキッと折って
助けるシーンの大魔神を見たらそんなに大きくないのがわかって意外でした。
なんかウルトラマンとかゴジラぐらいでかいのかなって思ってたから。
それと意外に思ったのは、大魔神って直接攻撃しないんすね。
てっきり手で人間を握りつぶすとか、
足で踏み潰すとかそういうシーンがあると思ってたんすけど、
全部間接攻撃なんすよ。
眼力でとか、炎でとか。
大魔神の顔が怖いから攻撃もえぐいだろって想像してたら
間接的な攻撃しかしないから意外でした。
腰に刀をぶらさげるから、それを抜いて人間を真っ二つにするとか
あるんかなって思ってたんだけど、なかった。
顔が怖いといろいろと誤解されるっていう見本みたいな存在。
それが大魔神。
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