ミステリらしいミステリでしたねえ。
こういう死体が消えてどうこうっていう話は、
大昔からあるような気がします。
なんか古いミステリー小説でこういう話が
たくさんあったような気がするね。
殺したはずなのに、死体が消えておかしなことがおきて
もしかしてあいつが生きてるんじゃないかと
不安や恐怖がひろがっていくミステリースリラー。
実際、作品名はぱっと思いつかないけどね。
なんかこの映画はスペイン映画「ロスト・ボディ」のリメイクらしいです。
死体が消えて犯人がびびるというミステリーと、
復讐のために壮大な計画を実行していたというミステリーの
2つを組み合わせたような感じ。
主役は二人です。
前半の主役は稲垣吾郎似のキム・ガンウで、
後半の主役はアンジャッシュ渡部建似のキム・サンギョンです。
キム・ガンウは年上の妻に頭のあがらない草食系旦那。
肉食系の年上妻にペット扱いされてます。
戸惑ってる顔がかわいいわ~、ずっとわたしの側にいなさいねって
何もかもを束縛されてる人生です。
それで浮気して女子大生を愛人として囲ってるんすけど、
もう殺すしか自由になる方法がないということで
妻の製薬会社が開発していた新薬を使って毒殺します。
痕跡の残らない新薬なので病死として処理されるのだが、
遺体が安置所から消えてしまう。
それでいろいろと変なことが起きるっていう展開です。
妻が生きていて復讐しているんだっってアワワワってなります。
キム・サンギョンは遺体が消えた事件を担当する刑事。
推理力や観察力がすごいんだけど、ぐうたらで真面目に仕事しない刑事です。
ただのよくある個性的な探偵役かなと前半は思うんだけど、
後半になって実はこの刑事の過去が
遺体消失に大きく関係していてっていう展開になります。
まあ、そんな感じのミステリードラマです。
ほんとミステリーらしいミステリーですねえ。
古典的にも感じてしまう王道ミステリ。
こういうトリックというか、計画をうまく実行する系の
ミステリーって、そんなうまく用意周到にできるのか?って
けっこう疑問に思っちゃうけど、
そこは触れちゃいけないのがミステリ。
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