可もなく不可もなしってとこですかね。
けっこう面白く見れましたが、どうということもあまりないというか。
役者になるのが夢で今は看守やってるアンディ・ガルシア。
役者になりたいなんて夢を未だにもってることが
なんだか気恥ずかしくて妻には内緒にしてて、
ポーカーに行くといって演劇教室に通うような中年男性です。
嫁と娘と息子がいて、娘と息子も人には言えない秘密があってみたいな。
家族でも、お互いにはなしてない秘密があるというのが、
この話のテーマみたいなやつです。
最後は、秘密にしなくて普通になんでも話たほうが、
幸せになりますよ的にまとめてました。
なんか物足りないですよねえ。
話ただけで丸く収まったみたいな終わり方なんすよ。
秘密を話してからいろいろあってどうなるかっていうのが
ドラマなんじゃないのかなっていうかねえ。
話して丸くおさまりましたって、
まだ何も始まってないのに、終わったみたいな気がしちゃう。
こういうのけっこう多いですよね。
いまいちなヒューマンドラマによくあるパターンです。
話が始まらない、始まったところでエンディングみたいな。
起承転結の起だけしか描かれてないみたいな。
起としては上々なんだけどなあ。
なにか起きそうな前提がいろいろと並んで面白くなりそうな気配だけはします。
アンディ・ガルシアが勤務してる刑務所に、
昔別れた彼女との間に生まれた子供が服役してくるとかね。
息子だとは言わずに身元引受人になって家につれてきてって
すごくおもしろくなりそうな展開ですが、
そこ止まりでとくにおもしろ展開はありません。
まあ、奥さんとどうにかなりそうっていう展開はあったけど。
息子はぽっちゃり女性がタイプで同級生のぽっちゃり子と
うまく仲良くなれなくてみたいな恋物語みたいな設定もあるけど
これも近所にぽっちゃり女性がいて仲良くなってどうのこうのみたいな
この話いる?みたいな感じで中途半端でした。
娘は奨学金が打ち切られたことを親に言えず、
ストリッパーやって学費を稼いでいるという秘密があります。
うーん、それぞれなんかおもしろい秘密があって
なんだかドラマが起きそうな雰囲気はある。
でもそこで話が終わっちゃってるんすよねえ。
最後、揉めてみんなでわーわーやって
秘密を話あって誤解をといて、
よかったよかったと抱き合って終わりって
まだ何も始まってないのに、終わった感がすごくて
肩透かしくらったなあ。
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