侍とかの時代劇の中に妖術、魔法、みたいな忍術が出てくる世界観。なんせラスボスは不死ですから。首を切り落とされても、真っ二つにされても、復活する。それ忍術こえてるけど、どういうメカニズムなんだ?みたいな。
発達した忍術は魔法と見分けがつかない。そういうこと。ほかには、全身に毒がまわってて口づけするだけで相手を毒殺してしまうくのいちとかいます。体を変形させて擬態できる坊さんとか。爆弾女とか蛇女とか蜂男とか盲目の剣豪とか糸使い電流ビリビリとか。
体を岩石にしてでっかいブーメラン投げてくるやつとか。主役の獣兵衛が無個性に見えてしまうぐらい、脇役や敵が個性的揃いです。そういう個性的なやつらと主人公がバトルしていくのを楽しむアニメ。お話も一応あるんすけどね。
金塊をめぐる攻防。それに行きがかり上、主人公が巻き込まれていく。そして大ボスがかつて殺したはずの忍者だとわかって決着つけるぜってなる。血なまぐさい、血みどろの戦いの描写が続くのだが、ちゃんと恋愛要素もあります。
毒女と主人公がいい感じになっちゃいます。最初、つんけんつんけんしてて、お互い距離があるんだけど、苦難を何度も乗り越え、助けられ助けをしているうちに愛情がわいてきて、いい雰囲気になる。
獣べえが坊さんに毒をもられて、その解毒方法が毒をもって毒を制すことで、獣兵衛が毒くのいちを抱けばいいっていうことらしくて、くのいちは抱いて…って身を投げ出すのだが、じゅうべえは抱きしめるのみで抱かない。
女としての生きる道をもっと大事にしろよっていう心遣い。それでまたくノ一がほろりときて、本気で惚れちゃう。なかなかいいカップルだと思ったけどなあ。最後はくノ一がやられちゃって結ばれず。かわいそうだ。