9月27日は株の9月の権利落ち日で配当落ちで弱含むかと思われていたのに、日経平均は後場に急騰して前日比+903.93 (+2.32%)の39,829円をつけました。ドル円も145円から146円台へと円安が加速していた。
株式市場も為替も高市早苗氏の当選を確実視し、おりこみにいっているような動きでした。高市早苗氏の発言から利上げはしない、金融緩和継続という政策が続くと見られていた。株高円安継続か?と思われたが。
それが石破茂氏の当選となったもんだから、市場はびっくり仰天したんでしょう。石破茂氏は金融所得課税の強化・法人税増税を掲げていたこともあり、株式市場的にはマイナスサプライズ。その結果、日経平均先物は暴下げ、ドル円はナイアガラ開始。たいしたリバウンドもなく下げ続けた。
またもやブラックマンデーか。あの地獄の光景がこんなに早く再び見られるとは思いもしなかった。日経225の大型株がストップ安近く売り込まれて特売りスタートになるんでしょうか。9月30日は8月5日の再現となるか。
今回のブラックマンデーをどう立ち回るか。8月の経験が活かせるのかというと微妙です。8月のブラマンは前場からじりじり下げ続け、後場に下げが加速。翌日に強烈なリバウンドで上昇しました。今回も同じリバウンドがあるかどうかはわかりません。
そもそもが8月5日の大暴落は数日前から1000円、2000円の暴落が続いていて5日がとどめの4451円下げだった。今回は上昇してきた中での暴落。月曜日が暴落の初動で数日かけて2段、3段と下げるのかどうか。それとも前場下げて後場にリバウンドするのか。
8月の暴落時のイメージが残っている人が多いので、暴落は買いだと買いがあつまって想像より下げない可能性もある。アメリカ市場は堅調。ダウもNASDAQもS&P500も強い。大崩しないシナリオもあるか。
8月の暴落で31,000円台に落ちてから、9月に入って38000円台まで戻してからまた下落して35000円台。そして上昇して39000円台、もう一歩で4万円にのせるかというところでまた下落。4万円がレジスタンスになっちゃってるのか。
月曜日下がったとしてもまたしぶとく上昇して4万円を突き破るのか、それともあきらめて落ちていくのか。
何もしないのが正解か、それとも売るのが正解か、それとも買うのが正解か。暴落でどうするのが良いのかは、その時々なので経験はあまり役立ちません。
石破茂氏が総裁に就任しただけでこのショック。首相になって組閣して政策方針が明らかになるのはこれからまだ先だと考えると市場にネガティブな方向の圧力が単発のショックで終わらずしばらく継続し、下落方向に動きやすいような気もします。
結局、どうなるかはわからない。こんなに頻繁にブラックマンデーがあると長期投資が馬鹿らしくなる。どうせ戻すよと言われても、戻すまでに下手したら数年、数十年かかる可能性があるわけで、資金に余裕がある人はほったらかしていればいいけど、遊ばせるお金なんてない普通の人はやってられない。
投資はギャンブルじゃないですよみたいなことを言う人いるけど、ギャンブルですよね。長期だろうが短期であろうが、買ったらいつかは上がるということにベットしていることには変わりがない。
年に数%プラスになれば成功というのに、1日で10%や数日で15%下げる日が想像よりはるかに多い回数ある。いつ買ったか、どれぐらいの期間買ったかで大幅にパフォーマンスが上下する。これをギャンブルといわずなんというのか。