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『ゴキブリ刑事』【映画のあらすじとネタバレ感想】



渡哲也主演の暴力刑事もの。悪党相手にとにかくむちゃくちゃやるバイオレンスコップが主役です。ワル相手に容赦しねえぞっていうね。犯罪者をゴキブリ呼ばわり。渡哲也はむちゃくちゃやる刑事ということで警察内部でも知られた存在らしいです。

むちゃくちゃだが、結果は出す渡哲也の腕を見込んで、うちの署に来てくれという要望があって全国あちこちに異動になってるようで、すさんだ生活してるみたいですね。いかにもはみだし流れ者デカって感じの朝のルーティーンがおもしろい。

朝、歯磨きして、コーヒー飲もうと湯をわかそうとしたらコンロがつかない。仕方ないから水でインスタントコーヒーまぜて飲んで満足そうににっこりする渡哲也。車には駐車違反切符が貼られてるけどまったく気にしません。

まあそれで静かな田舎町だったが工業地帯開発が活発になった街に人と金が流れ込んできて、そこに暴力団がのさばっていた。そのヤクザ壊滅が今回の渡哲也の仕事。ビシビシチンピラたちを逮捕取り調べをして暴力団組織のトップに迫っていく。

とにかく容赦ない。取り調べのシーンとかひどすぎてコントに見えて逆に笑える。まあ、敵もむちゃくちゃしてきますけどね。ショベルカーで渡哲也を追い詰めて車ごとクレーン車で吊し上げたりする。カーアクションやバイオレンスアクションが生々しい。

なんか西部警察を思い出して懐かしくなった。よく見てたなあ。石原軍団がテレビでど派手な爆破とガンアクションをやってた時代。子供だった自分にはかっこよく見えたもんです。このゴキブリ刑事は1973年で西部警察は1979年からなので、バイオレンスコップが暴れまわる形式の原点なのかもなあ。

大門の原型がここに。

なんでもかんでも過剰なところが今の感覚とは違うのでおもしろいですね。ヤク中の風俗嬢をクスリを餌に自白させようとするとか、ほんとめちゃくちゃ。渡哲也はほんとに刑事なのかって、ちょっとあやしんでしまうぐらい、やることがめちゃくちゃです。

加賀まりこが渡哲也と因縁のある女の役で出てきました。渡哲也が派遣される先々にあらわれて渡哲也に復讐する機会を狙ってるという女。過去にヤクザの夫を渡哲也に殺されたかなんかしたのを恨んでるらしいです。

こんなやばい女につきまとわれてるけど、渡哲也は涼しい顔で余裕です。いやー、暴力団のことをゴキブリ呼ばわりしてるけど、渡哲也演じるこの刑事こそがゴキブリなんじゃないかと思ってしまう。

ゴキブリ退治の刑事じゃなくて、ゴキブリ並みのタフさがある刑事っていう意味だろみたいな。まあ、それで一応、クスリの出所をさぐったり捜査はいろいろするのだが、最後は敵ボスを正当防衛に見せかけて射殺して終わりなんすよ。

今までの捜査なんだったんだみたいな。きれいに眉間を撃ち抜いて終わりです。撃たれたやつの後頭部が破裂して髪の毛が飛び散る弾着がお見事でした。トビー門口が銃器のアドバイザーやってる。70年代のガンアクションものは、ほとんどトビー門口が銃の演出やってるというイメージがあります。

時代だなあ。今のドラマや映画のガンエフェクトって誰がやってるんすかね。専門でやってる会社とかあるのかな?めちゃくちゃなカーアクション、クラッシュ、建物爆破を石原プロモーションが得意としてやってたけど、ああいうノウハウって今どうなったんだろう。時代とともに失われちゃったのかな。


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