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『はい、泳げません』【映画のあらすじとネタバレ感想】


てっきり泳げない金槌の人が泳げるようになるまでを面白おかしく描くコメディ映画だと思って見始めたら全然そうじゃなくて重苦しい暗い映画でした。出だしはコミカルで想像していたようなおもしろおかしいやつだなって感じだったんだけどなあ。

大学の哲学講師の長谷川博己は頭でっかちで何事にも理屈っぽい。別れた妻の麻生久美子にも相変わらずやなと呆れられる。麻生久美子が変な河内弁を喋ってるのが気になるんだけど、これってわざとなんだろね。

この映画っておもしろおかしいコメディですよっていうフリをするための麻生久美子の変な河内弁。関西弁である必要がないキャラなので。それで長谷川博己は泳げないことを気にしている。なぜ気にしているのかはあとあとわかります。

スイミングスクールのポスターを見て泳ぎを習いに行く。そこの水泳教室の先生が綾瀬はるか。水を怖がる長谷川博己にビシビシスパルタで教えていきます。そんなんで水恐怖症の人が泳げるようになるとは思えないような教え方だけど、実際、どうやって教えるんですかねえ、恐怖症の人に。

最初は水に入ることだけでもびくついていたのだが、徐々に水に慣れて泳げるようになっていく。それと並行して長谷川博己の過去が描かれていく。麻生久美子とどうして離婚したのか。息子がいたが今はいない、息子の部屋がそのままになっているのはどうしてか。

そういうのが描かれていって、長谷川博己がめちゃくちゃ暗い過去のある深刻な問題をかかえている人だというのが明らかになっていく。もうね、序盤から中盤ぐらいで、この映画は全然おもしろおかしい系じゃないんだなっていうのがわかる。

綾瀬はるかも癖のあるキャラなんすよ。過去に自動車事故で大怪我したことがあって、今だに路上を車にびくつきながら、日傘で防御しながらでしか歩けない。プールではオラオラ系なのに、道では小動物のように怯えながら歩いている。

綾瀬はるかのほうもかよみたいな。重い過去をもつ長谷川博己と綾瀬はるかがプールで泳いで癒やされるみたいなストーリーなんだけど、なんか無理あるような気がしたなあ。最後はハッピーエンドになるんだけど、なんでそうなってのかはよくわからないので。

というか綾瀬はるかのほうがトラウマひどいんじゃないかとふと思ったりします。まともに外を歩けないってやばすぎる。泳げないどころじゃない。

長谷川博己は息子が川に流されるのを救おうと思って川に飛び込んだけど泳げないので息子を救うことができず、自分は岩かなんかにぶつかって怪我して記憶喪失になっちゃう。息子を亡くした実感をもてず、麻生久美子になぜ泣かないのかと息子の死に共感しないのをせめられて離婚。

今も息子の死の記憶がない。長谷川博己は今シングルマザーの人とつきあってて、死んだ息子と同じぐらいの子供がいる。息子の死の記憶を思い出したいのと同時に、泳げるようになって今度こそは子供をすくいたいという深層心理でスイミングスクールに行くことにしたんだろね。

それはいいんだけど、長谷川博己が最後、やっぱり無理だったと全部諦めかけたときに、女性陣が逃げるな!と罵倒したり、プレッシャーかけてきたりするんすよ。それを長谷川博己は踏ん張って殻をつきやぶるみたいな描写になってるけどさ。

普通はあの状態で罵倒されたてプレッシャーかけられたら終わりだろ。長谷川博己はかなり病んでる。病んでるやつに発破かけてうまくいくなら世話ないよ。泳げない子供を海に突き落として泳ぎを教えるとかあるけど、それってどうなの?っていうね。

それで泳げるようになった人はいいけど、恐怖だけ抱え込んで泳げなくなった人はどうすんの?あとでフォローできるの?それと同じことを綾瀬はるかやシングルマザーの人は、長谷川博己にたいしてやってんの。ショック療法でやってだめならあとは知らん。長谷川博己が廃人になっても知らんということなのかな。

そのへんがなんかモヤモヤする。感動の雪解けみたいなシーンが後半あるけど、どうもなあという違和感。どうやってトラウマ乗り越えたのかよくわからない。水中で運動して内省したから前向きになっただけのような。

違和感といえば、なぜおもしろおかしい系コメディのふりを最初するのかがよくわからない。最初から重苦しいシリアス系ドラマとしてやればよかったのでは?

言葉の上でのたとえを実際に映像で見せる手法もうまくいっているとは思えない。嫌いな納豆を無理やり食べさせられたらどう?って言われた麻生久美子に通行人が突然かけよってきて納豆を取り出して口に流し込むシーン。

水族館の長谷川博己とスイミングスクールにいる綾瀬はるかが電話しているシーンで画面2分割で別々の場所にいる二人だけど綾瀬はるかが長谷川博己の手にふれる。二人の心の距離が縮まったというのを実際の距離を超えて映像で見せる。

アザラシと泳いだりとか、そういう言葉上の表現を実際の映像にしているシーンがいくつかあります。それなくていいんじゃないのとしか思わなかったなあ。最後に長谷川博己と麻生久美子が家の処分が終わって会うところで息子の幻影がでてくるあそこだけでよかったような気がしたな。

トラウマ解消には水泳がいいぞっていう話かな。外界と遮断された水の中での運動は自分を見直す時間になるっていうことかあ。


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