それで見てみたんすけど、映画としてはそれほどどうこういうもんでもなかったかな。実話をもとにしてる話らしいですね。1924年のパリオリンピックに参加した短距離走のイギリス人ランナーたちの物語。
主役は二人。宣教師の息子とユダヤ人。この二人のランナーが紆余曲折あってオリンピックに出て栄光をもぎ取った様子を描いていきます。やっぱ画面の雰囲気がいいですよね。なんかほんと昔のイギリスとかフランスに自分もいるかのような、その時代の空気を吸っていると錯覚するような映像なんすよ。
まあ、1920年代の街の様子や、人々の服装やなんやが実際こうだったのかどうかはまったく知らんのだけど、なんかほんとその時代の映像に見えたなあ。古い時代設定の映画って、なんか作ってる感がするもんじゃないですか。わざとらしいというかさ。
でもこの映画は自然な感じでそこがよかったところです。短距離走も大昔なので、今みたいにフォームとかも洗練されてなくて、野性的な感じの走りをやってて、普通にかけっこで一番速いやつが集まってるだけな感じして面白いです。