過去のあのとき、裏では未来の主人公たちが奮闘していたっていうのを見せる形式はバック・トゥ・ザ・フューチャーパート2ですよね。あれのオマージュっていうかパロディやってておもしろかった。自分と遭遇したり、親と遭遇したりで、やっぱりおもしろいんだよねえ。
とにかく熱い展開のてんこ盛りでよかったなあ。マーベル・コミックの映画は全部見てるわけじゃないし、設定もわからんし、これ誰?っていうのが何人もいたけど、全然おもしろく見れたなあ。
ボロ負けして再起不能状態からの逆転をねらう作戦が熱い。再起するために奮起する流れが熱い。過去に戻って親と短いけど深いやりとりができて熱い。消えてしまった仲間たちが戻ってきて熱い。一番自分勝手で傲慢なやつだと思われてたやつが、自己犠牲で世界を救う、もっとも仲間愛をもってたやつだとわかって熱い。
熱い展開だけでできてるから、細かい話は別に考えなくてもいい感じになってました。別にこれは過去作を全部見てる必要はなかったですね。まあ、お前誰や?みたいなのが何人かいましたけどね。まあ、なんか過去に因縁ある人なんだろねみたいな感じで流しても十分楽しめたなあ。
やっぱそうなんだよなあ。映画って設定とか状況説明とかじゃなくて、気持ちのアップダウンがあるかどうか。見てて気持ちが動いたかっていうね。映画の中の人物たちの感情の動きにドラマを感じるかどうかで、おもしろいかイマイチかがわかれると思う。
設定とかよくわからんくても、そこのポイントをはずしてなかったら、楽しめるもんですね。まあ、なんかこれで解決っていうかうまくいったのかなって、冷静になると思っちゃうけどね。