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『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(原題:Genius)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


いい感じ風に作られてるけどなんも描いてない映画。こういうの困るなあ。有名俳優が出てきていい感じ風の演技してるから、いい感じ風に思えるけど、よくよく見たらなんも中身ないなあみたいな。

ジュード・ロウが作家のトム・ウルフを演じてます。コリン・ファースは編集者のパーキンズっていう人を演じてる。パーキンズっていう人は知らんけど、ヘミングウェイの「老人の海」やフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を手掛けた名編集者だそうです。

パーキンズのもとにトム・ウルフの原稿が持ち込まれて、そこから作家と編集の二人三脚で数々の作品を世に出していくのを描きます。なんかトム・ウルフの原稿はどこの出版社でも断られてたらしい。長すぎで、光るものはあるけど出版にいたらないみたいな感じで突っ返されてた。

それをパーキンズが一緒に編集することを条件に出版することにする。なんかジュード・ロウ演じるトム・ウルフはちょっと夢見がちな変わり者みたいな人に演じられてた。実際もこんな感じだったんすかねえ。

コリン・ファースのほうも地味に変なやつっぽかったけどね。家でもずっと帽子かぶってたり、子供は娘ばっかりで家庭で男は自分ひとりで居場所がないような感じだったし。出版した本はベストセラー。トム・ウルフは一躍有名作家となる。

創作に夢中で家庭をほったらかしのジュード・ロウ。パートナーのニコール・キッドマンは自分との生活をないがしろにするジュード・ロウに激おこです。

まあそれでお決まりの作者と編集者の手柄はどっちにあるのか問題でもめて二人は疎遠になっていく。もめてっていうか、トム・ウルフのほうが勝手に俺の手柄だ、あいつは関係ないとか思い込んで離れていったみたいな感じ。

作者の創作が素晴らしいから人々に評価される。それはそうなんだけど、人に届くように編集して商品としての体裁を整えたからこそ人の目にとまって評価されたともいえる。編集がいなければ、ただの独りよがりで終わってる可能性もあるわけです。

トム・ウルフもそれがわかってるので、パーキンズに遺言を残して死んでいきます。アーティストとそれをサポートする人と、どっちも重要でそれがうまくかみあわないと、世に出て認められないってことっすかね。


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