JSP?聞いたことないなあって思うけど、食品をつめる箱とか皿とか、梱包のときの緩衝材ミラマットとか身近で知らずにJSPの製品に接していることがあると思います。名前は知らないし、製品も主役じゃないから印象には残らないけど、生活に密着してる裏方製品を作ってる会社って感じですかね。
株主優待制度は2007年から導入されてるらしいです。3000円のクオカードっていうのがすごい太っ腹だなあ。クオカードの優待をやっている会社は多いけど、100株保有だと500円や1000円というのが相場だと思う。
それがJSPは100株で3000円。カタログギフト3000円分より、クオカード3000円分のほうがインパクト強い。満足感の大きい株主優待ですね。
うれしいうれしい優待なんだけど、JSPの株価はやっぱりふるわないのです。きれいな右肩下がりの下落トレンド。優待がある会社の株価ってこのパターンが多いような気がするんだけど、気のせいかな。優待があるなしは関係がないのかもしれないけどね。
第64期報告書の連結財務ハイライトを読んでみたんだけど、売上高は18年から22年でそんなに変化してないのに、利益が年々減っていっているのが気になりますね。18年と22年を比べると半分ぐらいになっちゃってる。やっぱ原料価格の高騰とかが利益を圧迫し続けているってことなんかなあ。
資源価格が上がって原料価格があがっていく一方なので、化学メーカーが利益出すのが難しいみたいな話聞きますね。原材料費の高騰を製品価格に添加しづらい業界だとかなんとか。だからなんかなあ。日経の化学セクターの銘柄は株価があがってないのが多いような気がします。
JSPもまだまだ苦しい時期が続くのかも。なので株価の上昇は期待薄です。結局、優待と配当をもらってじっと耐えるっていうことになっちゃうね。