主人公は大学生なんすけど病んでるんすよ。妹が自殺したかなんかで落ち込んじゃってる。普段から妹はいつも騒ぎを起こして迷惑かけてくる困ったちゃんで、主人公もなんだか精神不安定な状態が続いていて、ついに自殺で主人公はメンタルぼろぼろ。恋人とも関係が悪くなっている。
彼氏の友達たちもあいつともう別れろよ、どうにもならないぞって言われてるし彼も別れようと思うんだけど、なんだか踏ん切りがつかないみたいな。そんな微妙な関係になってるんだけど、スウェーデンに夏至のお祭りを見に行くことに。
交換留学生のやつの故郷で夏至のお祭りがあるらしく、それを見に何人かでいくことになってて、それに主人公も参加することになる。珍しい田舎の儀式っていうかローカルなお祭りを見れるっていうことで、論文の取材もかねて旅行にいくわけ。
そこで主人公たちが体験する奇妙な風習を描いていきます。生贄の儀式とかあって、うわーってなったりします。まあ、そんで、まあそうなるんだろなっていう結末になります。
なんだろ、こういう話の映画ってけっこうある。閉鎖された僻地に独自ルールで生活している集落があって、そこを主人公が訪れて奇妙な風習を見聞きしそして巻き込まれて帰ることができなくなるみたいなやつ。
それ以外のなにものでもない。とくにひねりもなかったと思う。今更またこういうの見てもなあみたいな。この映画を胸糞が悪いとか気分が悪くなるとかいう人多いと思うけど、そう思う前にまたこれかみたいな、逆に退屈さを感じる映画だった。またいつものパターンだなみたいな退屈さ。
村を訪れた大学生たちは次々と始末されていく。あるものはタブーをおかしたことで、あるものは約束を破ったことで、あるものは種を採取されて用済みになったことで。主人公はなぜかお祭りのゲームで優勝して、お祭りクイーンになって生贄の儀式を見守ることになる。
最後にすっきりした~みたいな笑顔になる。映画の最初から最後の瞬間まで、ずっと苦悩する暗い表情していた主人公がお祭りのクライマックスで超笑顔になる。病んでたのが治っちゃったってことなのかな?
自然の中で変な薬きめて踊って生贄捧げたら気分爽快で今までの悩み吹っ飛んじゃったよ、イエイ!みたいなことなのかな?