ホステスからの信頼は絶大なものがあり、彼は女の警察なんて呼ばれてます。親友だった記者の不審な死から始まり、それを調べていくうちに背後にある巨悪に気がつき対決していくって感じのお話。
ハードボイルド探偵小説風なのでけっこう楽しく見れました。主役が探偵じゃなくてキャバレーのできる黒服で、夜の町でうごめく欲望丸出しの男たちの悪巧みと、女たちのわけあり人生を見せるって感じですか。
まあ、だんだん話がよくわからなくなって、あれとこれがつながって、全体がわかったぞってなるんだけど、そのときにはもうけっこう飽きてきてましたけどね。
ちょいちょいホステスと小林旭のベッドシーンがあります。ホステスのほうがぞっこんなんすよ、アキラに。とにかく抱いてほしいってお願いしてくる。それをクールな顔で、男をわかってないな、ホステスは商品で商品の質をあげて店を盛り上げるのが、俺の仕事だってかわすのかと思いきや、普通にベッド・インしてて笑っちゃった。
いや、そこはやめておこうって断るのが、渋いハードボイルドな男なんじゃないのかみたいな。普通にゴチになってどうするみたいな。なのに梶芽衣子は2度も断られてましたけどね。1度目はお金がないから体で払うという梶芽衣子に、そんな色仕掛けは通用しないぜと門前払い。
2度めは金のことはもう心配するなと門前払い。梶芽衣子、自信なくしちゃうんじゃないかみたいな。それなのに他のホステスの誘いは断らない。なぜだ、アキラ。渋い男なのか、ただのかっこつけ男なのか、なんだかよくわからなくなった。
歌手の青江三奈がホステス役で出てましたね。ハスキーな歌声披露しててなかなかよかったなあ。