高岡早紀がモンスターストーカーを演じた映画なんだけど、高岡早紀以外の出演者もすごい癖が強くて、映画全体がものすごい癖の強さだった。市原隼人が刑事で高岡早紀を捕まえるために出会い系アプリに登録しまくる。
高岡早紀は運命の相手を探すはずだという推論から市原隼人はマッチングアプリに高岡早紀が興味をひくようなプロフィールと文言で登録しまくる。ハンドルネームはケイジ。これさ、高岡早紀がケイジさんっていうたびに、刑事さんという意味にもなってて気が利いてるのかなんなのか。
市原隼人はいったいどういう気持でこんなハンドルネームにしたのかよくわからない。よくわからないというか、高岡早紀自体がどういう存在なのかもよくわからないんだけどね。空飛んだり壁にはりついてスパイダーマンみたいな動きしたりする。
あれはイメージ映像っていうことなのか実際に高岡早紀が飛んでいるのか。よくわからない。市原隼人が捜査資料を集めて高岡早紀の心理分析しているシーンで高岡早紀が出てきてキスするというシーンがあったけど、あれはイメージ映像だというのはわかる。
高岡早紀の生い立ちや思考を深く調べていくうちに、市原隼人は高岡早紀に同化していったというのをああいう映像で見せているのはわかる。でも後半の高岡早紀のスパイダーマンは内田理央や佐々木希にはそう見えているということなんだろうか。
まあ、とにかく怖い。高岡早紀の人形のような美しいけど魂がないように見える演技。怖すぎる。愛する対象を探し、ロックオンしたら相手を人形のように扱い、自分の一方的な愛情のはけ口とする殺人者。
解剖したりとかさ。猟奇的なシーンもあるんですよ。バラバラ死体みたいな。それもなんか映画っぽい撮り方がされてないというか、そのまんま無造作に見せてくるから、それが逆に怖いんですよ。
安っぽい感じが逆に怖いみたいな。あんまりおすすめできるもんじゃないけど、変わった変なものを見たいっていう人にはすすめたい映画ですね。高岡早紀の異常な愛情の持ち方は、だーりおに引き継がれていくっていうラストなのかな?
それとも女性には、相手を人形のように扱って愛情を一方的に注ぎたいという願望がもともとあるということなのか。
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