まるっきり人間が着てる感がするから、クマの恐怖が薄れてしまう。まあでもうまく体の一部だけ見せる感じで、全身は極力映らないように頑張ってましたけどね。めちゃくちゃ怖い熊なんすよ。神出鬼没。人間が気づかないうちに近づいてきて一家皆殺しで、女性の肉だけを食うという極悪クマ、その名も赤マダラ。
何人も襲われて犠牲になってるので、マタギ軍団が追っかけてます。そのマタギ軍団が菅原文太、真田広之、黒崎輝ら。そして一家をクマに殺されて女だけどマタギになって一人でクマを追う村松美香。真田広之が主人公で村松美香がヒロインです。
村松美香が飼ってる犬がシベリアンハスキーで可愛かったなあ。なんかほのぼのしちゃう。シベリアンハスキーって狼みたいな風貌だけど、よく見たら精悍な顔というより、のほほんとした可愛げのある顔してるんすよ。
村松美香とか真田広之とかが真剣にシリアスな演技してるところにシベリアンハスキーもいて、ボクよくわからないけど一生懸命やってるよ!みたいなのんき顔してるのが笑える。
まあそんでクマにやりたい放題やられて為す術もない人間側。だってさ、突然町中に現れたりするんだぜ?お祭りで大勢の人で賑わってるところに、突然赤マダラ出現。いや山から村に降りてきたんだろうけど、誰にも気づかれずに町の真ん中まで来てるのがすごい。
蟹江敬三の新婚嫁を襲って山に戻っていくクマ。蟹江敬三発狂。赤マダラが賢いのでマタギが後手後手にまわってしまいどうにもできない。
それで最終的に菅原文太が考えた作戦は広範囲に散らばって待ち伏せする作戦です。マタギ一人ひとりがあちこちに広がって待ち伏せする。これだけ網を広げれば誰かのところに必ずクマは現れるってわけです。
真田広之が女ものの着物を撒き散らして匂いで赤マダラをおびき寄せようとしたら、なぜか松村美香が来てしまって二人でクマをむかえうつことに。アマゾネスみたいな軽装になる松村美香。うわー、雪山で寒そうだあ。
また松村美香が俊敏でキレのある動きをするんだ。真田広之といいコンビですね。それでクマ退治して二人は結ばれましたとさで終わりです。いやー、けっこうおもしろかったね。期待値が低かったというのもありますけども。
やっぱシベリアンハスキーがかわいかったなあ。