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アルバート・ピュン監督のカルトなSF『ネメシス(原題:NEMESIS)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


「マトリックス」のエージェントの元ネタはネメシスだった?スーツにサングラス、耳にイヤホンスタイル。まあ、これが元ネタというかサイバーパンクなスタイルといえばスーツにでかいサングラスっていうのが誰でも思いつくスタイルなんだろうね。

ブレードランナー後に作られたカルトSF映画。今回初めて見てみました。題名だけは知ってた。「ネメシス」っていうのがあるらしいっていうのは、だいぶ前から知ってて気になってたんすけど、見てなかった。そしたらGYAO!で無料放送してるじゃないですか。

これは見るしかない。こんな機会でもないと一生見ないなと思って見てみました。けっこう楽しめたなあ。いやあ、名作というわけではないです。B級SFというのがぴったりくる雰囲気の映画なんすけど、楽しめるかどうかというと楽しめた。

いやー、かなり盛りだくさんです。舞台があちこちすごい移動するんですよ。廃墟であったりホテルの一室であったり、ジャングルが出てきたり、輸送機での乱闘があったりと、低予算なのにすげえなと。

まるでゲームのステージを次々とクリアしていくかのようで、見てて飽きない。まあ、映像の質は手作り感がすごくてチープなんすけど、それはあんま気にならなかったです。逆にCGもないのに、よく出来てるなあって感心する。

なんか監督のアルバート・ピュンが好きなものを目一杯詰め込んで作ったって感じしましたね。主役のコートにサングラスに二挺拳銃って「男たちの挽歌」ですし、後半の輸送機でのバトルは「エイリアン2」や「ターミネーター」を連想する。

捜査官が死んでまた蘇らせられてっていうのは「ロボコップ」。「ブレードランナー」でリオンを演じていたブライオン・ジェームズも出てくるし。好きなものを全部いれて、ガンアクションでまとめましたみたいな。

好きなSF映画の要素、全部いれますっていうその心意気がチープで低予算のはずの映画を楽しめるものに見せている。

ガンアクションの火力もすんごいです。「男たちの挽歌」での火力のすごさをそのままちゃんと再現。再現というか超えてるかも。ホテルから脱出するシーンでは、床を撃ち抜いて下の階に行き、そこの床もまた撃ち抜いてさらに下にとか唖然とする。

そんな感じで大満足な映像に対して、お話のほうはよくわからないです。主人公は人間で違法サイボーグを取り締まってたんだっけ?途中でやられたりするんだけど、修復してよみがえらせられる。

長官から抵抗勢力のグループがいてそいつらからデータを取り戻すかなんかの司令をうけて、断るんだけど、爆弾を仕掛けられたといやいや従うことにみたいな。

なんかよくわからないんです。人間とサイボーグが反目しあって小競り合いをしているらしいのだが、主人公がどっちなのかなんなのかよくわからないし、敵も人間だっけ、サイボーグだったっけって感じでこんがらがってしまう。

長官がすでに殺されていて、サイボーグが成り代わっているとかいう話もあって、うん?どっちが人間でどっちがサイボーグで、何が正義で何が悪者なのかがなんだかほんとにわかりません。

ただただステージを転々としていくおもしろアクションを見て楽しむだけになっちゃいます。このへんでしょうね。A級作品とか名作SFといわれずに、B級カルトSFっていわれるのは。





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