ジャッキー・チェン映画の中で話題になることもないし、ファンの評価も低いみたいですけど、普通に面白かったけどね。ジャッキーお得意のコミカルカンフーが受けの相手役がいまいちで冴えてないっていうのがファンの見立てらしいですけど、まあ、こんなもんだろ?って感じです。
1930年代のシカゴが舞台。ギャングがファイターをそれぞれ戦わせて賭けをする賭博格闘試合をやってる。なかなか勝てないギャングが、ジャッキー・チェンに目をつける。父親が小さな中華料理屋、兄貴が診療所をやってて、みかじめ料を取り立てようとしても、ジャッキー・チェンが暴れてできない。
そんなジャッキー・チェンの強さに目をつけたギャングが試合にださせようとする話です。兄貴の許嫁を誘拐して脅したりします。裏切ったギャングのほうからは、マコ岩松を人質にされて負けろと言われたりします。
クライマックスは賭博格闘大会でのバトル。バトルロワイヤル形式から勝ち残ったジャッキーと坊主のレスラーの一騎打ち。このレスラーの得意技、死の接吻がちょっと気持ち悪いんだ。
相手に抱きついてサバ折りにして殺すんだけど、そこでブチューって相手にキスをするんですよ。おじさんがおじさんにぶちゅーですから、なんかすごい技と言う前に、なんか気持ち悪いなあみたいな。
もしかしてジャッキーもブチューってやられるのかなと心配しましたが、ジャッキーはキスされる前に倒してほっと一安心。
ジャッキー・チェンお得意のコミカルカンフーシーンもあるし、前半のローラースケート競争のシーンとかも楽しいし、話もわかりやすくて、標準的なジャッキー・チェン映画の水準を満たしてた。
マコ岩松演じる叔父がカンフーの師匠で特訓シーンなんかもあって、ジャッキー・チェン映画といえばこれというコミカルなアクションシーンがいっぱいです。
BGMの口笛も印象的だし、けっこうよく出来てたけどなあ。古い映画のわりに普通に楽しんで見れた。ジャッキー・チェンが監督も主演もなにもかもやってる作品より、こういう監督は別でジャッキー・チェンは主演だけやってる映画のほうが面白いものが多いような気がする。
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