不妊に悩んでる夫婦が出てくる。また子供できなかったって落ち込んでる奥さん。夫のほうは、妊娠、赤ん坊のことばかり考えるからか、道端の魚屋の魚が赤ん坊に見えたり、スイカを切ったら中に赤ん坊が見えたりとかノイローゼ気味です。
隣人のすすめで、別荘を買う。いい気分転換になるだろって。そんで夫が庭の手入れをして、木を切ったりしてたら、その切り株がなんとなく赤ん坊の形に見えて、ニスぬったり形を整えたりして赤ん坊人形にして妻に見せます。
そしたら妻は狂喜乱舞。わたしたちの赤ちゃんよ!って喜んで産着を着せたりして、本物の赤ん坊のように扱う。夫は気を紛らせたらいいぐらいに思って軽い気持ちで人形を作ったのに、マジで嫁がほんとうの赤ん坊のように扱うので怖くなります。
なにしてんだ、人形だろ、なんだよ、やめろよって激しく怒っても、妻はまったく聞き入れない。わたしたちの赤ちゃんになにすんの!ってマジのトーンを壊さない。
いきなり赤ん坊を連れて行ったらおかしいだろ、だから別荘においておこうと夫は言うんだけど、妻はお腹に詰め物して妊娠してるように振る舞って辻褄をあわせようとする。
妊娠したって隣人に言うし、夫の職場にも知れ渡ってお祝いとかされます。でも、切り株の人形であって、赤ん坊ではない。妊娠もしてない。
切り株人形は動き出します。おっぱい吸ったりしてさ、すごい食欲でガツガツいっぱい食べだして、どんどん大きく成長し始める。
キモ怖い。
奥さんの狂気も怖いし、動き出す切り株も怖いしで、映像はとくに怖い感じじゃないし、ホラーな雰囲気もないし、明るい感じなんだけど、怖いです。
前半はそんな感じで不妊に悩む夫婦と切り株人形の成長が描かれる。
後半は、隣人のとこの子供が主人公になる。生意気でいけすかないクソガキって感じの女の子なんすよ。
お隣さんまた妊娠しなかったんだって、活きのない精子だからねとか言ってるし、なんか目つきも悪いし、かわいくない子供です。
オテサーネクの童話の本を読んでるんだけど、その本のとおりのことが起きていくので、少女も童話をなぞるような行動をしていきます。
切り株人形は、成長しまくって猫や郵便配達の人を食べたり、もうどうにもできない状態になってる。このままいけば大変なことになると夫は、切り株人形を地下室に閉じ込めて餓死させようとするんだけど、少女が人形と仲良くなって食料を運んでやる。
食事をちょろまかしたり、冷蔵庫からとったりしてたけど、親に見つかって食料をもっていくことができなくなると、人を食べさせるしかないと、マッチ棒でくじをつくって、誰を食べさせるか決める。
自分の親も候補に入ってるのが、なんとも怖いなあ。
いつも階段ですれ違う、いやらしい目つきで見てくるキモい小児性愛のおじいさんを誘い込んで食べさせます。
周辺の人が行方不明になっていくので、もうダメだってことで夫はチェーンソーで人形を殺そうとするけど、いざとなると、情がうつってて息子よ~って殺せなくて逆に食われてしまう。奥さんも食われる。
どんどん食われる。
後半は、モンスターと少女が心を通わせるけど、悲劇はとまらずっていう怪物物語の形式ですかね。
前半はサイコホラー。後半はモンスターホラー。
なんか怖かったなあ。
奥さんが怖すぎる。
妊娠にまつわるホラーな映画ってけっこうありますよね。あれは妊娠による体の変化、異変の不安とか、赤ん坊という新参者がグループに入ってくる不安とかが、
ホラーとして描きやすいってことなんすかね。
最後は育てたキャベツを食われた管理人のおばさんがクワで切り株お化けを退治しようとするところでおしまい。
童話のオテサーネクの結末がそんな感じみたいです。クワでバケモノの腹を割ると、そこから今まで食われた人たちが飛び出してくるみたいな。
この映画ではそこまで描いてなかった。
管理人が切り株人形を退治できたのか、それとも食われたのか。