なぜ死刑囚の支援をするのかというと、一番法的なサポートが必要な存在なのに、死刑になるような犯罪者なんだからと、法律を無視するような適当な扱いをされるのを是正したいという大きな志から。
何人もの死刑囚と面会して話を聞く。アラバマ州は黒人差別がひどい地域なのかな、弁護士なのに面会する前に身体チェックだ、服を全部脱げって看守から嫌がらせをされたりする。
弁護士が面会するときはチェックとかないはずなのに、マイケルが黒人だからそういう扱いをしてくる。
そんで死刑囚の一人、ジェイミー・フォックスと話をするんだけど、ジェイミー・フォックスはそれまでの弁護士にひどい扱いされたから、また同じだろって感じで心を閉ざしています。
白人の女の子が殺された事件の犯人としてジェイミー・フォックスは捕まって死刑になっていた。
ジェイミー・フォックスの事件の資料を読んだマイケル・B・ジョーダンはびっくりします。物的証拠はなく、重罪犯が司法取引した証言だけで、ジェイミー・フォックスが犯人とされて起訴されて死刑になっていた。
調べれば調べるほど法的におかしいところばかりなのだが、保安官、検事は犯人はジェイミー・フォックスで決まりということで決めつけてなにからなにまで手続きしています。
それをマイケル・B・ジョーダンが奔走して、ひっくり返していく苦闘を描く。最後どうなるのか、これでもダメなのかっていうとこまでいくけど、土壇場で報われる。
まさに奇跡。この状況でよくひっくり返せたなって、現実は小説より奇なりとは言いますけども。
映画の「アラバマ物語」の記念館があって、そこを観光したらいいよとかジョーダンが言われるのがなんとも皮肉というかブラックジョークというか。
アラバマ物語って見てないからよくわからんけど、黒人差別のひどいアラバマ州で白人の弁護士が差別によって法の下の平等がおかされてるのと戦うみたいな内容じゃなかったかな?
そういう理想を描いた映画の舞台になって、記念館とかあるのに、現実は映画と一緒で法の下の平等なんかまったく守られてないというね。すごい皮肉だね。
差別はいけない、法の下でみな平等だと、簡単に口では言えるけど、実際の状況はそうなってないし、その現実を正そうと思ったら並大抵のことではどうにもならないんだという絶望。
地道にやるしかないっていうね。
最後に実際の人たちがどうなったか、今どうしてるかみたいなのがエピローグで出てきたけどさ、保安官は普通に再選されてずっと保安官やってたみたいだし、世界がガラッと一変したということもないみたい。