体の水分が全部なくなって半分ミイラ化してるみたいだった。過去にわけありの刑事役です。生活も仕事もめちゃくちゃ。過去の事件で失敗したことを引きづってます。現在の事件と過去の事件が交互に描かれる。過去の事件は潜入捜査。
武装強盗団にFBIの男セバスチャン・スタンと一緒にカップルを装って潜入。現在の彼女にそのとき取り逃がしたリーダー、トビー・ケベルからのメッセージが届く。過去に決着をつけるためにニコール・キッドマンが血眼になって取り逃がしたやつをさがす。
その合間に、ニコール・キッドマンと娘とのドラマも描かれていきます。娘は16歳で立派なビッチに育ってる。チンピラの男が彼氏でこりゃ将来どうしようもないなって感じ。ニコール・キッドマンが説教してもまったく聞く耳持たない。
ニコール・キッドマンがめちゃくちゃなので、娘はまったく言うことを聞きません。なんでそんなに荒れているのかが、徐々にわかる。
過去の潜入捜査のときになにがあったのかがだんだん明らかになっていく。ニコール・キッドマンはとんでもない失敗をしちゃってたんだ。
失敗というか、犯罪者以上の犯罪を犯してしまっていたってわけ。潜入捜査を一緒にやってた男セバスチャン・スタンとほんとにできてしまう。強盗団にいるうちに、だんだん変になってきて、別の人生を生きれるんじゃないか、今の人生うんざりなのって思うようになる。
そして、強盗団の銀行強盗に参加して、お金を隠して、ほとぼりがさめたら刑事やめて新しい生活しようと、セバスチャン・スタンを誘う。
そんなのダメだって男は言うんだけど、わたしのこと愛してるんでしょ、だったら一緒にやってよって説得して計画に賛成させる。わかった、でも途中で計画以外のことが起きたり、人が死にそうになるようなことがあったら、FBIだと言って止めに入るぞと。
その結果、銀行強盗の途中でイレギュラーなことがおきて、セバスチャン・スタンはFBIだと言ってトビー・ケベルを撃とうとするけど、逆に撃ち殺されてしまう。
恋人は殺されちゃうし、銀行員にも死人が出ちゃうし、そしてトビー・ケベルは逃亡。ニコール・キッドマンがアホな夢見たせいでとんでもない結果になってしまう。
それをニコール・キッドマンは後悔していてどうしようもなくて荒れた生活を続けていたのだった。
で、強盗団が再び動き出すってことで、過去の失敗に決着をつけるチャンス到来ってことでニコール・キッドマンは必死です。
でもトビー・ケベルを殺したからといって取り返しはつかないんすよねえ。セバスチャン・スタンは強盗団の次の計画を知ったときに潜入捜査も潮時だからここでやめようって言ってたのに、ニコール・キッドマンがやめないって言ったから死んだ。
セバスチャン・スタンとの間にできたのが娘。娘のことを見るとセバスチャン・スタンのことや、自分の犯した罪を思い出しちゃうから耐えきれなかったんだろね。
娘がまだ小さかったときに、キャンプ行こうって雪のふる山に突然行ったことがあって、それは娘と一緒に死のうとしたんじゃなかろうか。
後悔後悔の毎日。
そりゃ即身仏みたいにもなりますわな。
最後はあっさりとトビー・ケベルを撃ち殺して決着をつけたけど、捜査の過程で腹蹴られたりとか怪我してそのまんま治療せずにほっといたので、内出血かなんかでニコール・キッドマン昇天。
おしまい。
時系列がシャッフルされてるので、どの出来事がどういう順番で起きているのかイマイチよくわからなくなってくるんだけど、冒頭の死体はサイラスってことですっけ?
ニコール・キッドマンが犯人はわかってるって言って、担当の刑事が呆れてたけど、ニコール・キッドマンが殺したんだからわかってるっていうことだったのか。
熱血あぶない刑事かと思いきや、極悪刑事の話だったです。とにかくニコール・キッドマンがつらそう。フラフラ。げっそり。今にも倒れそうなニコール・キッドマンがタフガイ刑事を演じるというアンバランスさが面白かったなあ。
銃とかもばりばり撃ってました。こんなニコール見たことない。それが新鮮だったね。