ヒップホップとかラッパーとか全然知らないんだけど、
ドクター・ドレーってなんか聞いたことあるなあって思ったら、イヤホンとかのBeatsの人で聞いたことあったんだ。それとアイス・キューブもなんか聞いたことあった。映画に出てたのを見たことあったから知ってたんだな。
ラッパーだとは知らなかった。あとはトゥパック、スヌープ・ドギー・ドッグ。ヒップホップ興味まったくなくて聞いてなかったのに、名前だけは知ってるっていうことは当時すごい人気でメディアとか出まくってたんだなあ。
物語は、1980年代に活躍したN.W.Aの結成から崩壊までを描く。主役はイージー・Eっていう人かな。それとアイス・キューブとドクター・ドレー。この3人を主軸に描く。
イージー・Eって麻薬の売人なんだ。売人がラッパーとして売れるっていう世界がよくわからない。コンプトンという街がそういう危険な場所みたいです。そこらじゅうで麻薬の売買とかやってて、ギャングもウロウロしてて物騒な街。
道端で突っ立ってるだけで、警察がとんできて逮捕。警官による横暴で主人公たちが理不尽なことされるシーンが度々描かれる。
ドクター・ドレーはDJ。母親からいつまでニートやってんの、嫁も子供も食わせないといけないのに!ってブチ切れられて家を追い出される。バイトでホールでDJやってんだけど、オーナーは甘いラブソング系をやれって言って反りが合わない。
ドクター・ドレーはそういうんじゃなくて、もっとハードなやつがやりたい。仲間と曲作りはしてる。
アイス・キューブはラッパー。いつも歌詞を考えていて攻撃的な内容の過激なラップが得意。
ドクター・ドレーがイージー・Eにおれの音楽に投資してくれって言ってイージー・Eが会社作ってレコード作るってことになります。売人で稼いだ金で音楽作りが始まったんだ。すげえですね。
イージーは出資だけということだったんだけど、ラップもやることになる。そこに地元の仲間たちやアイス・キューブが合流してN.W.Aが結成される。ポール・ジアマッティ演じるマネジャーが彼らのプロモートをしてレコード会社と契約とかして、
レコードはバカ売れ、ライブも盛り上がって全国ツアーとかやってグループは大成功。しかし、契約の不公平からアイス・キューブが離脱。ソロで大ヒットをとばす。ドクター・ドレーも離脱。デス・ロウ・レコーズで大活躍。
イージーは下り坂。ポール・ジアマッティのせいで地元の仲間たちが決裂してしまったという感じに描かれていた。具体的にどんな契約だったのかは言わないんだけど、ポール・ジアマッティがアコギなことやったみたいです。
そんでときがたち、イージーはアイス・キューブと和解。俺らあんときゃ若くて見境なかったな、悪かったなって。NWA再結成はドレーがやるならオレもやるぜって。
ドクター・ドレーはデス・ロウ・レコーズのやつがギャングすぎてついていけなくて、音楽に集中したくて離脱を考えてた。イージーから電話で、こちらも和解。再結成やろうぜって。
そんなときにイージーが病気で倒れる。エイズに感染していて状態が悪くてあっという間に亡くなってしまいます。せっかく昔の仲間たちとともにまた一緒にやろうっていう希望がみえたときに死んでしまう。
うーん、青春のドラマって感じかな。地元の悪い奴らが集まって、いっちょやってやるかって大成功。そして離散。再び彼らが一緒にやることは永遠に叶わなくなった。青春ですね。NWAことをまったく知らなくても楽しめたなあ。
アイスキューブを演じている役者が、すごく本人に雰囲気そっくりで、いい役者つれてきたなって思ったら、アイスキューブの息子が演じてた。そりゃ似てるわけだ。
探してみたら「N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン」っていうドキュメンタリーもありました。あれ?これなんか見たことあるような気がする。たぶん見たことあるけど全然覚えてなかった。