遊び、部活、ケンカ、バイトに明け暮れて、家のすき焼き屋が傾いて、最後試合があって若大将が駆けつけて勝利。お店も復活、恋の行方も決着してうまくおさまるって感じ。
この映画はエレキギターブームが起きたときに作られたのかな?ベンチャーズとかがヒットして日本でもエレキギターブームがおきたんじゃなかったっけ。若者がエレキギターを弾いてインストバンドやるみたいな流行。
若大将もエレキギターやってます。蕎麦屋の出前持の寺内タケシもギター好きで若大将と一緒にバンドコンテストに出たりします。寺内タケシってミュージシャンですよね。寺内タケシとブルージーンズっていうバンドやってて、
日本のエレキギタリストの第一人者的な人だったような。
田中邦衛がアオダイショウで加山雄三と一緒にアメリカンフットボールやってるっていうだけでおもしろい。学ラン着てる加山雄三とかさ。うーん、おじさんにしか見えないんだけど。
このとき何歳ぐらいなんすかね。加山雄三も田中邦衛も大学生っていうには、おじさん味が強すぎるような気がしたなあ。
田中邦衛が飲酒運転で事故。違反切符が積み上がっててやばいからってことで、加山雄三が運転していたことにする。事故の相手が楽器店の店員星由里子。示談ですむことになるんだけど、入院費や自動車の修理代で10万円。
田中邦衛がオヤジに出してもらおうとするけどダメでどうしようかってなったときに、テレビのエレキバンド合戦が優勝賞金10万円だと知って出場することにします。
この番組の司会が内田裕也っていうね。ライバルバンドはジェリー藤尾だし。日本のロック黎明期の人たちの顔が見れて資料的なおもしろさがありますね。
アメフト部でバンドメンバーの黒沢年雄もでてくる。加山雄三とならんでバンドやってる絵がなんかおもしろかったです。
田中邦衛のふざけぶりがすごかった。いや、ふざけてるわけじゃないんだろうけど、鼻歌なのかなんなのか、よくわからんことつぶやきながら運転、ピクニックの用意する田中邦衛のコメディアンとしての軽妙さがおもしろおかしい。
加山雄三はけっこう難しい顔というか、かたい表情してるシーンがおおかったように感じました。「君といつまでも」を歌うシーンとかあるんだけど、厳しい顔してたなあ。
バンドコンテストで優勝。打ち上げのクラブで大乱闘で警察沙汰。大学停学処分。父親激怒で勘当で家を出る。いい機会だってことで、寺内タケシたちとプロのバンドとしてやっていくことにして日光のホテルで営業。
そこに電報がとどいて、すき焼き屋が破産。急いで戻ってみるとすき焼き屋は閉鎖されてて、一家はアパートに引っ越しして、父親はサラリーマンになっている。状況変化が急すぎる。
アメフトの試合に来てくれと星由里子を誘いに行くと、加山雄三が銀行頭取の娘と結婚すると勘違いした星由里子はわたしは身を引くという手紙を残して日光へ行ったあとだった。
加山雄三は星由里子を連れ戻すために日光へ行く。アメフトの試合は始まっていて京南大学は点を取られて苦しい展開。
誤解を解いた加山雄三。頭取の娘が用意したヘリコプターで試合のグラウンドに登場。加山雄三の活躍によって大逆転勝利。
日光で作った曲「君といつまでも」が発売されて大ヒットしたおかげですき焼き屋はもとにもどる。最後はすき焼き屋で君といつまでもを歌いながら、みんなと乾杯してまわる若大将でエンド。
いやー、展開が急展開。過去現在未来が同時並行的に存在しているかのような展開でSFドラマみたいだ。