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『仮面の男(原題:THE MAN IN THE IRON MASK)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


コスプレ時代劇。1998年の映画かあ、デカプリオも若いですね。レオナルド・ディカプリオが若手で売れだしたときの映画ですかね。今じゃ25歳以下のモデルとしか付き合わない貫禄あるおじさん独身貴族になってるレオ様の若かりしキラキラ時代を拝めます。しかも一人二役。暴君と純朴青年の二役やってます。

一粒で二度美味しいみたいな。俺は王だぞ、思い通りにならないことなぞないと信じ切った暴君のふるまいと、わけもわからず幽閉されて苦しみぬいてわけもわからず解放されて戸惑う素朴な男のふるまい。

両方をうまく演じててよかったです。悪の魅力っていうのがあるよなあ。悪いやつのルイ14世を演じてるほうのデカプリオのほうが魅力的に見えました。目つきが怖くていい感じ。

それでこの映画って実は主役はデカプリオじゃないんすよ。ダルタニアン役のガブリエル・バーンが物語の主役といえる内容なんすよ。おっさん四銃士のドラマになってる。なかなかうまいもんだなと思います。

勢いのある若手の人気者のまわりをベテランたちでかためるというキャスティング。デカプリオがルイ14世で、四銃士役にガブリエル・バーン、ジョン・マルコヴィッチ、ジェレミー・アイアンズ、ジェラール・ドパルデュー。

この布陣がすごい。ピチピチの新人アイドルをベテランが支えるという布陣で、デカプリオはベテランたち相手にのびのび演技してますし、ベテランたちもコスプレを楽しんでる。良い相乗効果を生んでる。しかも実質の主役はベテランたち。

デカプリオは二役やってるので当然見せ場は多い。四銃士たちも物語は彼らが主役なので見せ場は多い。どちらもウィンウィンな配役と物語。まあ、よく見るとけっこう安っぽいというかスケールは小さい映像なんだけど、役者たちの顔がいい、顔つきをよく写してるからあんまり気にならないのもうまいもんです。

でもまあ基本的にアニメや漫画を見てるような感覚で楽しむもんですね。そもそもフランスの話なのにみんな英語話してるからね。脱獄方法のめちゃくちゃさとか、ギャグだもんなあ。仮面をとったとき、髪の毛が顔のまわりにまとわりついてるんだけど、顔はそんなに汚れてないのがなんだかなみたいな。

仮面をつけたままだから、髪が伸びほうだいでっていうことなんだろうけど、だったら顔は垢だらけだろうし鼻毛も伸び放題だろうし、でもそこはやらないんだみたいな。まあ、マンガ、アニメだと思って見れば気にはならないですね。

話もけっこうおもしろかったですね。王様は実は双子で幽閉されている弟がいたみたいなサスペンス。いやー、こういう双子設定とか陳腐に思うんだけど、けっこう好きだったりします。なんか双子っていうだけで、なんかありそうで楽しくなっちゃう。

四銃士はダルタニアン以外は引退してんの。先王ルイ13世に仕えた四銃士。ダルタニアンは息子のルイ14世につかえる現役の銃士隊です。ひとりはみんなのためにと誓いあった四銃士が年をとって別々の人生を歩んでる。もうなんか人生感じちゃってぐっときます。

それでガブリエル・バーンと3人が敵対することになっちゃうのさ。暴君ディカプリオは良い王様ではないのです。飢えた民衆に腐った食料を恵んだりして暴動がおきたりしてる。デカプリオは女あさりとパーティー三昧で、民衆の苦しみなんかまったくわかろうとしない。

王に敵対するイエズス会の首謀者を探して始末することをジェレミー・アイアンズに命ずるんだけど、首謀者はジェレミー・アイアンズなんすよ。先王につかえた一人のジェレミー・アイアンズなんすけど、デカプリオのバカ殿ぶりを正すために作戦を実行することにする。

独房に幽閉されている鉄仮面の男がデカプリオの双子の弟なので、彼を救いだしてデカプリオと入れ替わって王になってもらおうという作戦をやっていくわけ。それで四銃士が久しぶりに集まるんだけど、ダルタニアンだけこの作戦に参加しない。

ルイ14世を裏切ることはできないっていう理由で。なんでや、あいつ暴君やし、俺の息子の許嫁にちょっかいだして、息子を戦場の前線におくりこんで殺したようなやつやぞって、マルコヴィッチは憤るんだけど、ガブリエル・バーンはできない、お前らと敵対することになるって言うわけ。

なんか理由があるのかなってなるんだけど、それは最後にわかります。まあ、人生長いといろいろありますよねえ、しがらみがみたいな。王妃とそういうことになってたら、まあデカプリオがバカ殿でも裏切れないですね。

親心っていうかね。馬鹿な子供ほどかわいいっていうかね。そういうのあるんだろうなあみたいな。もうなんか浪花節なのよ。ガブリエル・バーンが最初から協力してたら、もっと犠牲が少なく済んで死なずに済んでたけどねみたいな。

もう若くはなく、人生の中盤を過ぎたおっさんたちの奮起。若い時は若さにまかせて勢いで無茶もできたもんだけど、もう若くないとなれば、いろいろしがらみもあるし、身軽に動くこともできない。

でも、やるんだよっていうね。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにの誓いを忘れちゃいないぜっていうね。そういう中年オヤジたちの話なんすよ。そっちがメイン。デカプリオは華ですね。

おっさんたちの物語に華を添える役割がデカプリオ。最後はうまくおさまって良心をもつデカプリオが王と入れ替わって、良き王様になりましたみたいになってたけど、ルイ14世ってそんないい王様じゃなかったような気がしたけどね。

純朴で素朴で人の痛みを知るいいやつだった弟も王座についたら、人格変わってもともとの悪デカプリオと同じような悪いやつになったりしてみたいな。絶対権力を手に入れて、それで普通の感覚を保てるのかなみたいな。

そしてまた三銃士が立ち上がって幽閉されている仮面の男を担ぎ出して……の永遠ループが完成しそうだ。


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