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『いつか誰かが殺される』【映画のあらすじとネタバレ感想】


スピード感がまったくない。すべてが止まってる紙芝居みたいで見ているのが苦痛で仕方なかったなあ。渡辺典子はバイクを乗り回すおきゃんな女の子なんすけど、バイクが走ってる映像とかも全然スピード感ないです。

映像にまったくテンポというものがないです。緩急っていうかなあ。緩しかない。それに役者の芝居もフラット。みんな棒立ちで独り言のようなわけのわからないセリフを棒読みするだけ。演じる役者も、おれなんでこんなこと言ってんだろってよくわからないまま演技してるみたいです。

物語も変なんすよ。各国スパイの所属と名前のリストのデータが入ったフロッピーディスクをめぐるスパイ合戦の話と、渡辺典子の祖先の話とが混じり合わずに展開していきます。

古尾谷雅人は謎のコピーブランド製造販売業者。倉庫を拠点に手広く裏の商売をやってるらしくて、様々な国籍と人種の人間が彼のところに集ってなにかをやっているらしいです。何をやっているのかは謎。

アパレルのコピー品を作って売ってるだけじゃなくて、ありゃもっとやばいこともやってそうです。たびたび警察の手入れがあってアジト転々と移動してる。どんなやつらなんだ。よくわからない。

よくわからないといえば、冒頭の金持ち一家の賭けのシーンとか全部いらないような気がした。あれなしで、普通に渡辺典子の父親がスパイで殺されてその謎を渡辺典子が古尾谷雅人や尾美としのりの助けをかりて解いて父親の無念をはらすみたいな話でよかったんじゃと思えます。

映像はスピード感ないし、役者の演技も棒読み人形演技だし、物語にも入り込めない。なのに白竜と渡辺典子がライブで歌うシーンとかがやたらと長くある。よくわからない。白竜の短パンもよくわからない。

よくわかるのは、尾美としのり演じるパソコンオタクだけです。フヒフヒフヒヒヒってパソコン画面に表示されるバーチャル渡辺典子を愛でる危ないオタク役。80年代はまだPCいじるのは、オタクでちょっとかわったやつだろみたいな感じだったんだろね。

今みたいにパソコンが仕事や趣味で使われるのが当たり前で、一人何台も持ってたりスマホみたいなのが出てきて、誰もがずっと弄り倒してる世界になってるとは、当時の人は思いもしなかったんじゃないかなあ。

80年代の人からみたら令和の人間は全員パソコンオタクに見えるだろう。

この映画決定的にダメなのは、やっぱりスピード感のなさでしょうね。ふさぎこむ渡辺典子を励まそうと古尾谷雅人がドライブに誘うんだけど、お、バイクでニケツでぶっ飛ばすのかなって期待したら普通にバンで安全運転で夜の道路を流すだけで白けた。

渡辺典子の父親は最初に殺されたのかとおもったら、全然殺されてなくて、え、まだ生きてるみたいな。ちょこちょこと中途半端に渡辺典子に連絡してきたりして、これも全然話がドライブしない要因です。


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