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『君の膵臓をたべたい』【映画のあらすじとネタバレ感想】


よくわからなかったです。全体的なムードはよくできてました。なんかいい感じの感動ドラマだったなあみたいな雰囲気はあるんだけど、内容がよくわからなかった。感動のポイントというか、感動のさせかたというかが、よくわからないんすよねえ。

学園モノ難病感動ストーリー。根暗な本好きで人嫌いな図書館係の男の子、北村匠海が偶然クラスの人気者でカースト上位の女子、浜辺美波が重い病気を患っていることを知る。彼女は病気のことを内緒にしている。

北村匠海は根暗な一匹狼なので誰にも言わないと約束。それをきっかけに、浜辺美波はなぜか彼につきまとってきてあれこれ要求してくる。デートしようとか旅行しようとか、まるで恋人同士がやるようなことをしようと問答無用でぐいぐいくる。

いったいなんなんだ?ととまどいながらも彼女の言う事にしたがっていくうちに、北村匠海もまんざらでもない感じで楽しくなってくるのだが、彼女の余命は長くなく最後のときが迫ってきていた……みたいなやつです。前半は彼女に振り回されてとまどう北村匠海の描写が続きます。

浜辺美波のキャラ設定がよくわからなかった。妙に媚びた話し方をする痛い人みたいな演技をしていてちょっと拒否反応が出ちゃったなあ。うわー、きつーみたいな。AVに出てくる童貞男子を翻弄するお色気お姉さんみたいな演技。

北村匠海は普通の暗いトーンで根暗な演技をしているのに、浜辺美波は漫画的な大げさな演技してるので違和感がありました。

これは浜辺美波が演技が下手とかじゃなくて、ああいう喋り方や仕草をやってくれと言われてやってるんだろうから彼女に罪はないと思いたい。クラスの人気者女子ってこういう感じだろって監督が思ってるのかな。

媚び媚びの物言いで、北村匠海にあれしようこれしようと執拗につきまとっていく浜辺美波。ちょっとしたホラーです。つきまとってくる理由がとくに見当たらないからね。恐怖ですよ、これは。

見ててだんだん怖くなってくる。別にとくに好きでもない男を今日うち親いないんだ、いけないことしようよって誘ってくる何考えているかわからない女。怖すぎる。

ああ、なるほどね、これ後半はこの意味不明な彼女のつきまといが実は何か理由があってやってたというネタバラシがあってそこが感動ポイントになるんだなって思うじゃないですか。そしたら別になんも特別な理由はなかった。

うわ、こわ~みたいな。余命短いから最後にむちゃくちゃ好き勝手やったろかいっていうことだったのかな。

彼女が実は彼に惚れていたというわけでもなく、彼も彼女に惚れていたというわけでもなく、彼らのやり取りにとくに大きな理由はなかった。どういうこと?みたいな。これはホラー映画だ。浜辺美波の気持ちがまったくわからない。

学級委員の男と付き合ってみたけどうざいからふったらしいんすけど、その学級委員が浜辺美波と北村匠海が親密にしているのが理解できなくてつきまとってましたけど、そりゃストーカーみたいになっちゃうよ。

あの媚びた喋りと仕草で誰にでも接してるとしたら、同級生の男は勘違いしちゃうだろう。

浜辺美波の考えてることがよくわからない。秘密を共有することになった北村匠海に甘えてたっていうことなのかな?明るく振る舞ってるけど、迫ってくる死の恐怖はあるっていうふうなシーンはあったけど、それにしてもなあ。

浜辺美波が病気で亡くなるわけではなく、通り魔に殺されるという死に方もどうなんだろね。いやー、わかるけどね。死というものはいつ訪れるかわからないもので理不尽だという表現をしたいからこうしたっていうのはわかるんだけど、どうも効果的でないように感じたなあ。

悲しさが増強されずに、意味不明感が増強されてしまった。北村匠海が日記帳を読んで号泣しるのも、なんかよくわからないから、いまいち入り込めなかった。ラストの締めくくり方もよくわからない。

小栗旬演じる大人になって母校の教師になった彼が図書館で彼女の遺言を発見して、彼女の親友の北川景子の結婚式に急いでいって彼女の遺言を知らせて、友達になってくださいって、いまいちなにがなんだかよくわからない。

感動シーンですっていう演技を役者が一生懸命やってるので、感動ムードは醸し出されているのだが、え?なんで今それ?みたいな違和感のほうが勝ってしまう。小栗旬と北川景子とガム君たちが彼女の死からどういう関係でどう生きてきたのかがまったく描かれてないのでドラマになってない。

なにが感動なのか、なにがどうなっているのか、いまいち理解ができなくてよくわからない。何だったんだろう。この映画は何だったんだろうみたいな気持ちになって終わった。難しくて理解不能でした。


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