『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(原題:THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN)』【映画のあらすじとネタバレ感想】
話は別になんもないです。雑誌編集部があってそこの名物編集長がビル・マーレイ。経費を切り詰めてもライターは甘やかすことで知られる。彼のもとで様々な記者が様々な記事を書く。どんな記者、どんな記事っていうのを見せていく感じです。
なんだっけ。ベニチオ・デル・トロの画家の話とか、学生運動の話とか、あと警察署長の息子の誘拐とか、そういう記事の話があったかな。あんまりストーリーとか覚えてないですね。映像の色合いとか構図とかを見て楽しむモードで見てて、話を追うような観方は最初からしてなかったから。
出演者が豪華。ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライト、オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォーなどなど主演級がずらり。
過去のウェス・アンダーソン作品でお馴染みの顔ぶれでもありますね。こういうキャスティングってどうやってるんだろ?みんな安いギャラで出演してるのかな?まあ、役者としてはウェス・アンダーソンが作り出す世界の住人になるのは、楽しいのかもしれない。
計算された色彩と配置の絵画のような映像の中で、凝った衣装で漫画的なキャラになりきる。俳優としては楽しいのかもしれない。
そうだなあ、ウェス・アンダーソンの映画は作ってる側が楽しいもので、観てる側はとくにおもしろくないのかもしれない。いや、おもしろくないってことはないけど、作ってる側のほうが何十倍も楽しんでるんじゃないか。そんな気がする。
文化祭の演し物づくりみたいな。そんな雰囲気あるんだよなあ。