こういうパターンけっこうありますよね。英語圏じゃない国出身の俳優がハリウッドで売れると、昔自国で出演していた映画の題名にその俳優の名前が入るパターン。アナ・デ・アルマスも今やハリウッドの売れっ子女優ですもんね。
なんだろ、ブレードランナー2049とか、ノック・ノックとか、007とか、ちょい役でしか印象ないけど、マリリン・モンローの映画で主役やってるらしいですね。主役はそれほどないのかな。
この映画でもアナ・デ・アルマスは主役ではありません。というかこの映画は群像劇なので、一人主役がいるっていうタイプじゃないです。レイヴで有名でパリピなピーポーが集結する町を舞台に、人生に悩む若者たちがドラッグや性欲で気を紛らわしてもがく姿を描く青春群像劇です。
アナ・デ・アルマスの役はろくでもない男に惚れてるけどその他大勢の一人にしか見てもらえなくて思いが成就しないっていう人の役です。惚れた相手は、ドラッグ中毒で女と見れば手を出すどうしようもないやつ。
アナ・デ・アルマスの女友達と付き合ってたんだけど、その女が太ったからとかであっさりふる。アナは友達の彼氏なのに、たびたびムラムラして自分のほうからモーションかけてセックスしてた関係。クラブのトイレで興奮してやるシーンとかあります。
あとはなんだろう。女同士の快楽にはまりそうになっていく人とか、自分が同性愛だとわかって悩む男とか、ドラッグをやめたくてもやめられない人とか、いろんな悩みを抱えてる人たちが出てきます。
みんな悩んだら、とりあえずセックスとドラッグとレイヴで憂さ晴らしでもしようって感じです。男も女も飢えてる。なんかスペインのこういうセクシーありのラブコメ映画って、セックスシーンがすごい情熱的ですよね。
野獣がお互いの肉をむさぼりあってるみたいなワイルドなラブシーンがスペイン流か。スペイン映画ってそういうラブシーンが多いイメージあります。性に奔放っていうかね。男も女も野獣、男と男でも、女と女でも、性別はどうでもいいみたいな、性にオープンな感じがする描写が多いような気がする。
実際のスペインもそういう感じなんでしょうか。
悩みを抱えた若者たちが、セックスとドラッグにはしっても何も解決せず、最後はオーバードーズで仲間を失ってしまう。青春の残酷さ。けっこう真面目な映画なのかもしれないっすね。
DMM動画:アナ・デ・アルマス セックスとパーティーと嘘