人生の大切な時間を使って戦争なんかやることのアホらしさを説いてる映画ですかねえ。軍の決まりを守って立派な兵隊になったところで、やってることは殺すか殺されるかの命のやりとり。そんなこと真面目にやるほうがバカじゃないかみたいな。
型破りな軍人たちを描くことで、戦争の無意味さを描くって感じ。いやー、けっこうめちゃくちゃですよ。途中でアメフトの試合とかやりだすし。なにこれ?みたいな。なにこれ?といえば、日本の小倉に行くシーンがあるんだけど、日本というより中国っぽい日本で適当だなあみたいな。
兵舎に東京FMラジオが流れてて、日本の曲がいくつか流れます。朝鮮戦争って日本が米軍の後方支援してたのかな?よく知らないけど、けっこう日本が出てくる。昔の映画だから、今見るとそれ笑いなのかどうなのかって思っちゃうところも多いけどね。
歯科医だっけ?が巨根のプレイボーイなんすけど、精神を病みだして、俺は実は潜在的ゲイなんだって言い出して、だから自殺するとか言うのも笑えるんだか笑えないんだかよくわからなかった。
風刺しているというのはわかるし、なるほどなとは思うけども、やっぱり古いから今見ても楽しめるのかというと残念ながらおもしろくはないみたいな。賞味期限切れかなあ。
昔の映画には、賞味期限が切れちゃってるものがある。公開当時は意義があった、時代にあっていたけど、時が過ぎて意義も感じられない、時代の感覚にそぐわないってなってる。名作とか傑作とかいわれているものも賞味期限切れは避けられない。
一周回って、二周回って、時代と再びシンクロして賞味期限が復活するっていうこともなきにしもあらず。まあ、でも賞味期限切れに一度なったらもう輝きは取り戻せないかなあ。
コメディとか風刺劇とかは期限切れしやすいですよねえ。