『THE INFORMER/三秒間の死角 (原題:THE INFORMER)』【映画のあらすじとネタバレ感想】ジョエル・キナマン、クライブ・オーウェン、ロザムンド・パイク、コモン、アナ・デ・アルマス出演
主演はジョエル・キナマンっていう知らない人だったけど、FBI役でクライブ・オーウェンとロザムンド・パイクがでてたし、NY市警役でコモン、ジョエル・キナマンの奥さん役でアナ・デ・アルマスなど、知ってる顔がけっこう出てますね。
なんかね、映画というよりテレビドラマっぽい感じがしました。映像の質感とかがなんかプリズン・ブレイクとかCSIとかの時代の連続ものっぽい雰囲気だった。まあ、ストーリーが連続ドラマでよくあるような話だからかな。
大物逮捕のためにFBIの情報屋として作戦に協力しているジョエル・キナマン。イレギュラーな出来事がおきて、売人として覆面捜査していた刑事を仲間が殺す事態が発生。FBIは予定変更でジョエル・キナマンに刑務所に入り大物の麻薬取引ルートを探ることを提案。
ジョエル・キナマンは、そんなの約束が違うと言うんだけど、選択の余地なしです。協力しないならまたムショにぶち込むぞってFBIが脅すもんだからいうことを聞くしかない。そんで約束通りやるんだけど、FBIは作戦中止でとかげの尻尾切りでジョエル・キナマンを見捨てることにする。
クライブ・オーウェンが悪いやつなんだ。FBIで、ロザムンド・パイクの上司の役なんだけど、この映画の悪役です。ジョエル・キナマンを見捨てるなんてできませんっていうロザムンド・パイクに、君の独断でやったことにして、お前を破滅させることもできるんだぞとか脅す。
この人、ほんとFBIか?みたいな。クライブ・オーウェンのほうがよっぽどギャングみたいだ。コモン演じるNY市警は売人として覆面捜査して殺されたやつの上司かなんかで、この殺しを捜査するうちに、なにやらきな臭い裏を嗅ぎつけてFBIにも乗り込んでくる。
麻薬組織、FBI、NY市警、刑務所がからんで主人公は絶体絶命。その窮地をどうのりこえるかっていうサスペンスです。前半はけっこうスリルありますね。後半の刑務所の話は派手でアクションが充実。
三秒間の死角という邦題の意味は不明だが、狙撃シーンのことを言ってるのかな?
まあ、アクションサスペンス映画なんすけど、メッセージとしては口約束は信用するな!ってことですね。いくら口先で、ちゃんと面倒見るとか、約束は守るとか、誠実そうなこと言っても、状況がかわったらそんな口先の約束なんかすぐに反故される。
それと約束するとか言ってるやつにちゃんと権限があるのか、そいつの地位は安泰なのかっていうのもちゃんと見極めないとダメですね。ロザムンド・パイクなんかFBIの下っ端なんだから、彼女の言葉なんか信用しちゃダメなんだよねえ。
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