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人付き合い・好感・信頼・他人をちょっと幸せにする
自己啓発書の決定版カーネギーの「人を動かす」を
SNS時代の現代にあうように編集したもの。
例としてでてくる事例がフェイスブックやメール、ユーチューブなど
インターネットのSNS時代の話になってます。
著者がD・カーネギーになってるけど、
カーネギーって今も生きてるんだっけ?
カーネギーってだいぶ昔の人のような気がしたけど。
「人を動かす」をもとにカーネギー協会の人が
編集したものってことでいいのかな。
例が新しくなってるだけなのかな。
人を動かすは昔読んだことあるけどどんなだったか覚えてないなあ。
自己啓発書の原点って感じの本だったのは覚えてます。
自己啓発の本の大本はこれだなみたいな。
あれが決定版だと思うので、例がデジタル時代になってるけど、
2より1を読んだほうがいいような気もします。
時代がどう変化しようが、
人との関係をどう築くのかが重要なのは変わりがない。
新型コロナウィルスが蔓延して社会のありようが、
これからまったく違うものになっていきそうな時代の変わり目に
ありますが、どう時代がかわろうが、
人間関係をどう築くのかが重要なのは変わらないですよね。
結局、人と人なんですよねえ。
リモートワークだ、在宅勤務だ、AIだなんだつって、
ソーシャルディスタンスですか?人と人の距離をとるみたいな。
インターネットがそれを可能にしたわけですけども、
人と人の間の距離をとっても、
結局、人と人の関わり合いで社会はなりたつしかない。
人とどう付き合うか。
人とどう関係するか。
結局、そこなんですよねえ。
人間一人でできることなんてほんと限られてる。
今の時代、PC一台とネット回線だけあれば一人で食っていけるなんて
まことしやかに言う人がいて
そういう生き方が支持されたりしてますけど、
そうですかねえ。
ユーチューバーにしろブロガーにしろ、フリーランスにしろ、
何にしろ、人づきあいしなくてもいいわけじゃないし。
何するにしろ、一人じゃなんもできないよ。
コミュニケーションってどこまでいってもなくならないんだよねえ。
デジタル技術で間接的になってるだけで、人間関係がなくなってるわけじゃない。
なんでもかんでも対人関係で決まる。
あー、なんか人嫌いで一人でやることやって
気楽に生きたいなって思ってもどこまでいっても
人間関係はなくならない。
FXトレーダーや株のトレードで食っていくとしても、そこに人間関係はあるし。
ただの数字相手の作業に見えるけど、競争相手は人間なんだし。
人付き合いのちゃんとできる人が
ソーシャルディスタンス時代になっても成功できるんだろね。
いや、むしろこれからの時代のほうが
ますます生きづらい時代になっていくんじゃないの。
人間関係に気を使うのと同時に
デジタル技術の作法にも気を使わないといけない。
煩わしいことが増えてるじゃん。
ユナイテッド航空に荷物のギターを雑に扱われて
壊されたミュージシャンが航空会社に弁償をしてほしいと
交渉したが相手にされなかったのでYoutubeに
事の顛末を曲にしてアップロードしたら大反響で
会社の株価に影響をあたえたとかいう事例が紹介されてます。
United Breaks Guitars
大企業が個人を無視して横暴なことすると、
ネットを使ってリベンジされたりするわけで
個人であれ企業であれ、
権力をもってようがお金持ちだろうが有名であろうが
誰でも昔よりもいっそう人付き合いに気を使わなければならない。
どんどん辛い時代になっていってるみたいだ。
この本には、いろいろとコミュニケーションを円滑にして
人に影響を与えていい感じに動かす方法みたいなことが
書いてあるけど、コミュニケーションに正解ってあるようで
ないから難しい。
笑顔で相手にいい印象を与えるといっても
笑顔が仇となる場面もあるだろう。
相手をほめて伸ばすといっても、
それで失敗することもあるだろう。
そのときそのとき自分で考えるしかないと結局そこにいきつきます。
答えがないんだから、こういう自己啓発系の本って
読む意味あるのかなって思っちゃうね。