大学からの親友ミッキー・サムナーとルームシェアして楽しくやってます。まあ、大学生の延長でモラトリアムやってるみたいな感じですかね。
ケンカごっことかやって、キャッキャやってんの。30歳目前でこのノリ、どうかと思うみたいな人です。線路に座りションとかしてましたっけ?いやー、20歳代はあんなもんですかね。
まあ、それでミッキーが別のとこ住むとかで、新しい部屋を探さなきゃいけなくなる。いろいろグレタ・ガーウィグの周辺が変化していく。
新しくアダム・ドライバーの部屋をルームシェアすることになったりとか、環境が変わっていき出すわけ。
バレエカンパニーは、研究生は諦めて事務と振り付けやらないかとか言われて、もう無邪気に好きなことやってる場合じゃないって感じ。
ミッキーは結婚して、夫の仕事の都合で日本に行くとかなるし、楽しかった大学生ノリのままではいられないと、焦ってくるグレタ・ガーウィグ。
焦るんだけど、やってることは迷走迷走って感じ。母校の大学でバイトしてみたり、突如フランス行ってみたり。
変わっていく周囲に焦って、自分は変わらないのか、どうしたいのか、なにがなんだかよくわからない。
で、結局はバレエカンパニーで事務として働きながら、振付師をやるという新しい生活を始める。周囲が変化して、自分も変わってしまうと恐れていたけど、その不安は的外れだとわかったって感じかな。
住む場所や仕事や家族構成が変わったとしても、わたしはわたし。外側が変わったとしても、わたしであることは変わらない。
それがわかったから、落ち着いて新しい部屋で新しい仕事をして新しい生活を始められた。自分を探す必要はなかったんだっていう結末でしょうか。
けっこう前に見たから、あんまり内容覚えてないけど、そんな感じじゃなかったかな。
デヴィッド・ボウイのモダンラブがかかって、走るシーンがあって、ほんとボウイのモダンラブは若者が疾走するシーンに似合うなあって思ったことぐらいかな、覚えてるのは。
「汚れた血」でも爆走してたなあ。
ジムでランニングマシンするときのBGMにデヴィッド・ボウイのモダンラブおすすめです。
モノクロで登場人物がよく喋って、あまりさえないやつで街での暮らしを描く感じは、ウディ・アレン映画のムードとよく似ていた。
ウディ・アレン映画が好きだったら楽しめるかも。