20分ぐらいで見るのやめよかなと思ったけど、やめたほうがよかったかも。ジョン・タトゥーロ演じるニューヨークの劇作家が主人公。批評家受けする小市民たちの人生ドラマを書いてブロードウェイで成功。ハリウッドの映画会社から声がかかるが、
ジョン・タトゥーロは乗り気じゃない。ここで市井の人々のドラマを突き詰めていきたいんだと、アーティストぶるのだが、ハリウッドでちょっとお金稼いで、それから自分の好きなもの書けばいいじゃないかと説得されてハリウッドへ。
ホテルに部屋とって脚本の執筆を始めるのだがまったく筆が進まない。映画会社から発注されたのは、レスラーが主役の娯楽映画の脚本。隣の部屋の騒音が気になりクレームをいれると、ジョン・グッドマンが詫びに来て仲良くなる。
ジョン・グッドマンは保険のセールスマンやってるとかで、ジョン・タトゥーロの話し相手をときどきしてくれる。まったく脚本はすすまない。とっかかりがつかめず消耗していくジョン・タトゥーロ。
脚本家仲間に、尊敬する作家の男がいることに気がついて話を聞くのだけど、そいつは酒におぼれて脚本どころじゃない。秘書兼恋人のジュディ・デイヴィスに一目惚れするジョン・タトゥーロ。
脚本が書けずおいつめられていくジョン・タトゥーロはジュディ・デイヴィスに助けを求める。部屋にやってきたジュディ・デイヴィスとベッドイン。目覚めると血だらけで死んでいるジュディ・デイヴィスが……。
長い。この事件が起きるまでが長い。脚本が書けずにうだうだする描写がずっと続くだけ。前フリのつもりなんだろうけど、なにもったいぶってんだって感じです。
このあとジョン・グッドマンが実はセールスマンじゃなくて連続殺人鬼だという展開もあるんだけど、わかるまでが長いよ。なにやってんのよ。
なに気取ってんだよって感じ。コーエン兄弟の映画はだいたいそう。気取ってやがるぜ、なに値打ちこいてんだって、なんかムカムカするような映画作ってる。
脚本家の創作の苦しみ?それがなんだってんだ?長々時間使ってやることかよ。観客はおもろいものが見たいのだ。
ジュディ・デイヴィスが死んでて、誰がどうしてっていう謎とか、ジョン・グッドマンが殺人鬼で燃え盛るホテルで刑事たちをショットガンでやるとか、そういうのが早く見たいわけ。
それをもったいぶって、もったいぶって、最後にやっと出してくる。
何値打ちこいとんねん。さっさと最初からやれや!って怒りがこみあげてくる。脚本家の苦悩?こんなもんが見たいんじゃない、タイツはいたプロレスラーのくだらないエンタメが見たいんだ!
箱の中身はなんじゃろな?が見たいんだ。
普通にスリラー、ミステリー、サスペンスで作ればいいのに、ちょっと違いますよ的な作り方するのがまたむかつくところだね。