スタンプをためてアクション仮面と握手するぞとがんばるのだが、実は悪者にだまされて手先として利用されていたのだった。トム・クルーズのミッションインポッシブルシリーズオマージュかな。アクションはそれほど派手じゃなかったです。
スパイだから身を潜めて見つからないようにしたり、トラップにひっかからないようにしたり、そういう隠れるアクションが多いので、あんまり騒いでどうこうみたいなにぎやかさはなかったですね。
まあ、最後はでっかい屁こいて大騒ぎになってましたけどね。屁がまるで波動砲みたいで笑ったね。いやでもあんなに膨らんで大丈夫?って思ったけど。ばちんって風船が破れるみたいに体がちぎれとぶんじゃないかってハラハラしたけど。
スパイといえば身分を偽ってだますっていう話のほうがアクションよりメインですよねえ。レモンが親の言うことに忠実でマシーンのように任務をこなす子供なんすよ。親子の普通のやりとりとかしたことなくて、上司と部下みたいな関係。
それがしんのすけとひろしやみさえとのやりとりを見てちょっと変わっていくというか自分のほうが間違っているんじゃないかとなる。任務も最後、大変なことになることを隠されていた。親や国は自分に嘘をついていた。
それまではなにも考えずにお上が言うことを鵜呑みにして従ってたけど、自分で考えて判断することをおぼえたって感じですかね。まあ、しんのすけはいつも自分に忠実だもんなあ。
なんか東欧のスパイの話みたいで、アニメだけどリアルな感じもしちゃったな。国のために人生をささげてスパイになったのに、その国がやってることは正義でもなんでもなかったと知って絶望するみたいな。
まあでもかなりバカバカしい話ではありますけどね。ヘーデルナ王国の科学者が屁がでないイモを研究していたら屁がでまくる物質を偶然作り出してしまった。メガヘガデルとかいうやつ。それを聞きつけた隣国のスカシペスタン共和国のやつが奪って、屁をこきまくらせてそれをためてミサイルで全世界に打ち込むという計画をたてる。
なんでしんのすけをだましてつれてくる必要があったのかというと、研究室には博士しかはいれないようになっている。博士の体形のかたちの鍵穴があってそこに合致する体形の人間しか入れない。しんのすけが博士と同じ体形だったため、スペアキーとして必要だった。
なんかめちゃくちゃだなあ~みたいな。まあ、めちゃくちゃでいいですよ。いや、むしろもっとめちゃくちゃでもいいぐらいだ。
メガヘガデルが芋ようかんみたいでおいしくいただいてたのが笑えた。そんなやばいものを平気で野原一家が食べてた。それで屁が大量にでてひどいことになったのに、また普通に腹減ったからといって食べてたしんのすけ。
大物なのかたんなるおバカなのか。