しかしサボテンは化け物サボテンだったのだ。キラーサボテンに食べられていく人々。増殖するキラーサボテンから逃れることができのか……という話。うーん、B級モンスターパニックをやりたいのはわかるんだけど、テンポも悪いし悪ふざけ度も低い。
モンスターパニックもののおもしろさが全然できてない。だからなんか長いなあって感じましたね。クレヨンしんちゃん映画で退屈することってあんまりなかったんだけど、今回はちょっと退屈しちゃったかな。
なんだろう、これまで何十作も見てきて、いつもはあれこれ詰め込み過ぎだよ、もうちょっとシンプルでもいいんじゃないとか思ってたんだけど、今回みたいに化け物サボテンと戦うだけというシンプルさだと物足りないというね。
なんかでももっといろいろできたんじゃないのかとか思いますけどね。メキシコでかすかべ防衛隊の面々にそっくりな現地の子供たちが出てきてもよかったし、サボテンももっと個性的でいろんなやつ、人間みたいなのが出てきてもよかったし。
まあ、なーんか物足りないというかつまんなーいというか。いまいちでした。登場キャラもおもしろみのないやつらばっか。スマホいじるだけの女の子とか、怖がりのプロレスラーとか、気障なギター弾きとか、パンチがないやつらばっか。
メキシコを舞台にした映画を見たいのならスティーブ・マーティンの「サボテン・ブラザース」やロバート・ロドリゲス監督の「レジェンド・オブ・メキシコ」「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」がおすすめ。
実写なのにクレヨンしんちゃんよりよっぽどアニメみたいにバカふざけてておもしろい。モンスターパニックなら「トレマーズ」ですね。アニメなのに、おバカパワーが足りないってなんかさびしいです。
お涙頂戴のほうは、しんのすけが引っ越すのが寂しくて風間くんが泣いてたのが印象的だったぐらいかな。風間くんとしんのすけはなんだかんだ言って一番の親友という設定なのかな?引っ越すときにプレゼントしてくれたバッジの安全ピンが重要アイテムになったというのもなあ。なんかいまいちかな。